文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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「週刊ポスト」のアホらしさ。「笹井芳樹=自殺」と、遺された「遺書」を「歪曲」=「曲解」し、「小保方博士バッシング」に悪用する「週刊ポスト」のアホらしさ。

dokuhebiniki2014-08-22




笹井芳樹博士の自殺は、Natureも指摘しているように、あきらかに、NHK、新聞、週刊誌などのマスコミによる行き過ぎた「バッシング報道」が招いたものだ。ところが、戦犯(加害者)である週刊誌(週刊ポスト)が、盗人猛々しく、「小保方博士バッシング」に悪用している。勉強不足も顕著だが、それ以上に無責任だ。野次馬気分で、「STAP細胞問題」を、面白おかしく報道した「お前ら マスコミ」が、殺ししたのだ。


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笹井氏の遺書「STAP細胞再現して」は最大級の嫌味とも解釈可


NEWS ポストセブン 8月20日(水)7時6分配信
(※週刊ポスト2014年8月29日号)


 理化学研究所理研)発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長(享年52)が自殺してから約2週間が経過したが、残された「遺書」にはいくつもの不可解な点がある。

 まず、「なぜ小保方晴子氏(31)宛ての遺書ばかりがマスコミに盛んにリークされたか」という点については、何らかの意図があってリーク内容が“選別”された可能性があると指摘されている。

 次に、笹井氏の遺族が、自殺から1週間経って突然「家族宛ての遺書」を公表した経緯も謎だ。遺族の代理人である中村和洋弁護士はこう説明する。

「公開は故人の遺志に反すると思われ、遺族にとってもそれは耐え難いことです。しかし内容についての取材が相次いだため、プライバシーに関するところを除き、遺書の概要のみをお伝えすることにしました」

 小保方氏への遺書がクローズアップされる一方、家族宛ての遺書については「存在しないのでは」とまで噂されていた。

 明らかにされた内容は「今までありがとう」「先立つこと申し訳ない」という言葉と、「マスコミなどからの不当なバッシング、理研や研究室への責任から疲れてしまった」という記述だった。中村弁護士によれば、6月にセンター解体の提言を受け、精神的に追い込まれていたことも自殺の原因だったという。理研研究者はこんな見方をする。

「自殺直前にセンター内で見かけた笹井さんはげっそりとやつれていて、見ているこちらが不安になるほどだった。そんな状態を間近で見ていた家族の心配は相当なものだったでしょう。

 にもかかわらず、小保方宛ての遺書ばかりが話題になって、理研の体制を問題視する声はない。身内からすれば、忸怩たる思いがあったはず。だからこそ、自殺の原因が“理研への責任”にあると訴えたかったのではないか」

 もうひとつ解せないのは、笹井氏はそこまで追い詰められていたにもかかわらず、なぜ小保方氏にエールを送ったのかという点だ。別の理研関係者は首を傾げる。

「小保方さんが体調不良を訴えているため、STAP細胞の検証実験に本格的にとりかかれるのは9月頃といわれていますが、理研の関係者の間では、この検証実験は『成果がないことを確認するための作業にすぎない』というのが共通認識になっている。

 そんな絶望的な状況をわかっている笹井さんが『STAP細胞を再現してください』と彼女に伝えたのはなぜなのか。本当に再現できると信じていたなら、自殺を図ったことと矛盾する。

 笹井さんは責任感が強く、部下に責任を押しつけたりしない人ですが、冷静に読めば遺書のエールは最大級の『嫌味』とも取れる。笹井さんは小保方さんの杜撰な研究に裏切られた立場でもある。しかし騒動後、小保方さんは自分ひとり弁護士を立てて身を守ろうとした。笹井さんも内心は穏やかでなかったはずです」

「スマートな天才研究者」のまま逝った笹井氏に、その真意を訊ねることはできない。

週刊ポスト2014年8月29日号

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