文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

李退渓と姜沆。朝鮮朱子学と徳川朱子学。

江戸時代に官学となった朱子学は、藤原惺窩と林羅山に始まるが、彼らの朱子学は、秀吉の朝鮮出兵で拉致されてきた「姜沆(きょうこう」という朝鮮人儒学者から学んだものだ。姜沆は、朝鮮朱子学を大成した李退渓(りたいけい)の学統を受け継ぐ朱子学者だった。藤原惺窩は、仏教の僧侶だったが、姜沆との交流を通じて、仏教から儒学に転向した。これが、日本の儒学の始まりだ。江戸時代の武士道、明治時代の「教育勅語」をはじめ、現代の我々の思想や日常生活にまで、深く広く浸透している。最近の「反韓論ブーム(朝鮮蔑視論)の心理と論理」を考える上で、忘れてはならない歴史的事実だろう。覚えておいて悪いはずはない。現に、僕が尊敬する思想家たちで、江戸時代の儒学思想史に関心を持たない人はいない。小林秀雄のいう「格物致知」の思想も、江戸朱子学の思想だ。小林秀雄の批評の核心は、この「格物致知」の思想だ。つまり、小林秀雄の『本居宣長』、丸山眞男の『日本政治思想史研究』、江藤淳の『近代以前』、吉本隆明の『丸山眞男論』、柄谷行人の『言葉と思想』・・・は、いずれも徳川朱子学、ないしは朝鮮朱子学を論じていると言っていい。実は、「月刊日本」四月号に掲載されるインタビューで、この話をした。発売は月末だが、是非、一読いただきたい。


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緊急連絡。今月の「江古田哲学研究会」は、3/22(土曜日)、19::00ー21:00。池袋駅東口3分「ルノワール」地下会議室。柄谷行人の『哲学の起源』を読みながら、特に今回は、「遊動論」(柄谷行人)、「丸山眞男の『日本政治思想史研究』と徳川儒学思想史」、「反韓論ブームの心理と論理」を論じたいと思います。

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「江古田哲学研究会」からのお知らせ。今月の「江古田哲学研究会」は、第4土曜日、3/22(土曜日)、午後7:00時からです。





柄谷行人の『世界史の構造』の続編『哲学の起源』を読みながら、同時に現代政治分析、沖縄論、現代思想論、現代文学論、文章論(文体論)、憲法論、中国論・・・等を討論形式で勉強していきます。モットーは「イデオロギーから存在論へ」「国家観から国家論へ」「歴史観から歴史論へ」です。新しく参加希望の方は、以下までメールで問い合わせてください。⬇
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「江古田哲学研究会」
池袋駅東口「ルノアール」地下会議室
(ビックカメラ裏)
携帯090-6007-0726

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