文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小保方晴子さんが、理研の記者会見によると「stap細胞の再現実験に成功(?)」というニュースがあるが、何故、このニュースを無視するのか?何故、コピペだの画像の使いましだの方にだけ、関心が向くのか。おかしくないか。結果(stap細胞再現成功)が正しくても、プロセスが大事だ、と。死ぬまで「プロセス」「プロセス」(論文表現手続き)をわめいていろ。科学者や文学者、思想家・・・は、皆、聖人君子だとでも思っているのか。

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しかも専門の科学者たちまで参加して、異常な「小保方バッシング」を繰り返している。この「科学者たち」って何者なのか。揚げ足取りの「専門家」なのか。他にすることはないのか。そんな暇があったら、実験室に篭って、死に物狂いで、実験でもしてみろ、と言いたいが、こいつらは、外野席の野次馬にすぎないから、言っても無駄だろう。「科学者」とは名ばかりで、ネットやTwitterに狂っているような連中だから、無理だろうね。


ところで小保方バッシングの根拠に、「第三者による再現実験が成功していない」というものがあるが、そんなに簡単に再現実験が成功したら、「世紀の大発見」にはならないだろう。まづ最初の発見者による実験の成功があり、理論(説明・解釈)は後からやってくるのだ。発見者本人にも分からない謎の部分が無数にあるのだ。第三者が、理論(処方箋)だけで再現実験に簡単に成功する訳がない。


さて、僕が、かねがね言っている「イデオロギーから存在論へ」、あるいは「存在論的思考」とは、実は、誤解を恐れずに言えば、「小保方さん的思考」のことだ。「大きな間違いをしているかもしれない」という恐怖を感じながら、前人未到の曠野を突破して行く思考のことだ。柄谷行人は、これを、「命懸けの飛躍」とか、「暗闇の中の跳躍」と呼ぶ。文学にも科学にも、それがある。「闘う君の歌を、闘わない奴らが嗤うだろう、ファイト」(中島みゆき)・・・だよ。


昨日、「月刊日本」編集部のN君と、近く出す佐高信氏との対談集『曽野綾子大批判』の最後の打ち合わせをした。そして話題が小保方晴子さんの話になり、思わず、「自殺」という言葉が出た。小保方さんは、今、「生死の境をさまよいながら」・・・実験を続けているだろうと思った。「存在論的思考」の栄光と悲惨は、背中合わせである。野次馬は引っ込んでいろ。
(続く)




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STAP細胞 小保方さん、再現実験に成功 論文発表後初めて - MSN産経ニュース
sankei.jp.msn.com
理研は5日、小保方晴子研究ユニットリーダーが1月末の論文発表後、初めてSTAP細胞の再現実験に成功したことを明らかにした。実験の客観的な証明には第三者による再現が必要だが、成果の正しさを一定程度裏付けた形だ。理研によると、小保方氏は理研発生・再生科学総合研究センターで先月、再現実験を開始。論文通りの手法でマウスの体細胞を弱酸性溶液で刺激し、あらゆる細胞に分化できるSTAP細胞を作製することに成功した。細かい実験手順も含め同センターとして正しさを再確認したとしている。

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STAP細胞 作製の詳細な手順公開 NHKニュース
www3.nhk.or.jp


神戸市にある理化学研究所は、新たな万能細胞「STAP細胞」が論文に書かれた情報だけでは作り出せないという研究者からの指摘を受け、作製の詳しい手順やポイントなどをまとめた文書をインターネット上で公表しました。STAP細胞の詳しい作製方法をまとめた文書は、神戸市にある理化学研究所小保方晴子研究ユニットリーダーらのグループが研究所のホームページなどで公表しました。

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毎日新聞

 一方、共同研究者の丹羽仁史理研プロジェクトリーダーは「論文の表現上のミスは理研とネイチャー誌に報告済みだ。根幹部分が真実であることは疑っていない」と説明している。【須田桃子、西川拓】

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