文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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★「わしズム」は次号で廃刊……。小林よしのりよ、「言論封殺魔」とは、お前自身のことだろう???


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小林よしのりが、小林よしのり単独編集の雑誌「わしズム」を、次号かぎりで廃刊にすることに決定したらしい。「アイヌ論」の連載を開始したばかりで、突然の廃刊決定には驚くほかはないが、一体、われわれ知らないところで、何があったと言うのだろうか。最近、沖縄問題やアイヌ問題などをめぐって、論争というか、小競り合いというか、最近、ちょっとした論壇の話題になっている佐藤優とのバトルだが、「サピオ」最新号では、佐藤を「情報封殺魔」と呼び、「わしズム」廃刊の理由として、佐藤優からの言論弾圧、言論封殺を匂わせているが、それが廃刊の本当の真相ではあるまい。「わしズム」最新号で、小林よしのりは、アイヌ民族に対して民族差別どころか、民族抹殺をも連想させるかねないような、明治新政府同化政策民族浄化政策を手放しで絶賛し、美談化した上で、それを、全面的に擁護しているが、内容が稚拙で、学問的にもかなり怪しい。ここらあたりに、「わしズム」廃刊の本当の理由がありそうだ。抗議でも受けたのかな……。それにしても、佐藤優を批判するのに「言論封鎖魔」とは、笑わせる。というのは、小林よしのりこそ、今年、「月刊日本」に、「山崎行太郎には、これ以上、書かせるな。書かせたら、『月刊日本』の購読はやめる……」と恫喝、脅迫する怪文書「読者の皆様へのご挨拶」なるものを投稿してきて、読者をも巻き込んで不買運動を呼びかけた「言論封鎖魔」の張本人だからだ。忘れたとは言わせない。以下が小林よしのりの「脅迫・恫喝」の文の一部である。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080524

わしは今後も沖縄問題、集団自決論争、大江裁判に関心を持っていくが、これ以上山崎を相手にするつもりはない。今回も本当は気が進まなかったのであるが、一度『月刊日本』の読者にご挨拶をしておこうと考えたのである。なぜならわしは『月刊日本』をお金を払って定期購読している。これ以上、山崎の愚にもつかない左翼擁護を見たくもないから、編集長がこれを続けるというのなら定期購読を打ち切るつもりだ。これは購読者の一人として圧力をかけているのである。無視しても構わない。この強硬なわしの態度も含めて、読者に評価を委ねる。(「読者の皆様へのご挨拶」「月刊日本」6月号)

以上の文章を読ん上で、次の文章を読むと面白い。小林よしのりは、最新号の「SAPIO」で(ゴーマニズム宣言)、こんなことを書いている。「わしは『自分への批判を封じろ』などとは絶対に言わない。」あるいは、これは欄外の書き込みだが、「『言論封殺魔』は言論戦が怖いのだ。論理がないことがバレるから裏から謀略で批判を封じる。沖縄に於いても、アイヌに於いても、そのインテリジェンスがデタラメであることを、『ゴー宣』で暴露されるのを恐れている。堂々と正面から論理で戦えないのだ。卑怯者の腰抜けめ!」とも書いている。まったく物は言いようである。上に引用した「読者の皆様へのご挨拶」と読みくらべてみると、ここに書いてあることが、まさしく小林よしのり本人のことだということが、よくわかる。小林よしのりこそ、まぎれもなく「言論封殺魔」そのものなのだ。しかし、都合が悪くなると、被害者ヅラして、「これは国家の手先による言論弾圧であり、憲法違反の疑いがある!」などと、すぐその前のページでは、憲法改正して自衛軍を持つべきだと言っていおいて、今度は「憲法違反の疑いがある」と憲法を持ち出して喚きたてる。憲法改正しろ、という人が、憲法違反だと言って騒ぐのだから、この世も終わりだ。まったく言うこと、なすことが支離滅裂である。まさしく、小林よしのりのような人は、「イタイ人」と言うしかない。こういうギャグ漫画家崩れの似非インテリのマンガ右翼は、日本の恥だから、早く論壇やジャーナリズムから追放して、本人のためにも、また読者のためにも、そして日本国のためにも、マンガ部屋に押し込めて、幽閉しておくべきではなかろうか。むろん、これは冗談である。



★「わしズム」廃刊へ。(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/081112/bks0811121834000-n1.htm

雑誌「わしズム」が終刊発表
2008.11.12 18:34

 漫画家、小林よしのりさんが責任編集長を務める雑誌「わしズム」(小学館)が、平成21年2月発売の冬号で発行を終えることが12日、分かった。小林さんが同日発売の雑誌「SAPIO」11月26日号の連載漫画のなかで「次号で終了する」と発表した。

 わしズムは平成14年4月に幻冬舎が創刊。17年秋号から小学館に版元を変更し、SAPIO別冊として年4回発行していた。