2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
柄谷行人は、『世界史の構造』の冒頭に、「本書は、交換様式から社会構成体の歴史を見直すことによって、現在の資本=ネ−ション=国家を越える展望を開こうとする企てである。」と書いてあるこてからも明らかなように、従来の古典的ともいうべきマルクス主義…
僕は、今、故里・鹿児島を目指して、南の方角に向かって移動中だが、傍らには柄谷行人の新著『世界史の構造』がある。僕は必ず、旅行の時は、普段、敬遠して、あまり読む機会がないような分厚い書物を一冊、携行し、退屈まぎれに、隅から隅まで読むことにし…
これは僕の感想に過ぎない。証拠や資料に基づいて言っているわけではない。ただ、なんとなく、そう思うのである。つまり、西部邁も、いわゆる「官房機密費」を貰っていたのではないか、と。僕は、西部邁の近著『小沢一郎は背広を着たゴロツキである』を読ん…
西部邁は、同郷という理由から政治家・鈴木宗男に接近し、それを契機に鈴木宗男から資金援助を受け、それを資金に雑誌を刊行していたらしいが、しかし、最近、金の切れ目が縁の切れ目、というわけでもないだろうが、突然、鈴木宗男批判、鈴木宗男罵倒に転じ…
■有料メルマガ『週刊・山崎行太郎』第5号を、本日、8月1日(日曜日)深夜に配信します。「国民的信頼も統治能力も喪失した失語症内閣・菅直人内閣は、即刻、総辞職せよ。」や「今こそ小林秀雄を読み直せ(5)」「フッサールとハイデガー(3)」「西部邁論」(2)…
菅直人首相、千葉景子法相、辻元清美議員の例を持ち出すまでもなく、政治家にしろ文化人にしろ、また学者や思想家にしろ、左翼とか左翼市民運動家というものは機を見るに敏で、時至らばいつでも転向するという体勢を整えている人種である、と僕は若い頃から…