アホノミックスと嘘ノミクス。
野党側は、大真面目に「アホノミックスは失敗した」と批判しているようだが、そもそもアホノミックスという言葉を口にすること自体が、負けである。アホノミックスという場、つまり議論の土俵自体を認めるべきではない。「アホノミックスなんてあるわけがない」「アホノミックスは俗流エコノミクスの寄せ集め、ガラクタに過ぎない」「アホノミックスに反論するのも馬鹿馬鹿しい」と言うべきだろう。
安倍首相は、「消費税増税先延ばし」によってアホノミックスの失敗を認めながら、なんと、アホノミックスをさらに加速、暴走させると叫んでいるらしい。気違い沙汰である。国家破壊をたくらむ「暗愚の帝王」である。
アホノミクスには三本のやがあるらしい。「金融緩和」「財政投資」、そして最後の矢が「成長戦略」としての「構造改革」らしい。つまり、アホノミクスは、最後の成長戦略と構造改革を志向する時点で、終わっているのである。そもそも、自民党が大敗北し、民主党に政権交代せざるを得なかった大きな原因は、小泉政権以来の「構造改革」路線が、惨憺たる結果をもたらし、国民の判断で全面的に否定されたことにある。
しかるに、アホノミクスとは、三番目の成長戦略、つまり構造改革に収斂しつつある。最近のテーマは外国人労働力の移入、中国人の爆買いなどである。黒田日銀総裁、浜田エール大学教授などが、アホノミクスの将来に不安を感じ、ギブアップする所以である。
アホノミクスをさらに加速させる、と叫んでいる安倍首相や、TPP(=環太平洋経済連携協定)の旗振り役におさまっている小泉シンジローらを見ていると、「馬鹿か、お前ら!」と捨てゼリフでも言いたくなるが、馬鹿馬鹿しいからやめる。構造改革でもTPPでも、勝手にやってください。暴走運転でもなんでも、勝手にやってください。
さて、民主党政権潰しの元凶=最大のA級戦犯、自民党の別動隊=民進党の野田佳彦らは、今、何をやっているのか?「消費税増税」でも主張しているのか?自民党を潰す前に、民進党を潰せ。
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