文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小保方さんの本『あの日』が爆発的に売れているらしい。何故だろうか?「小保方バッシング事件」に、多くの人が、何か「不穏なもの」を感じているからだろうか?つまり、「小保方事件と」は終わっていないということだろう。


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小保方さんが手記とも言える暴露本『あの日』を出した意義は大きい。黙って消えていくはずのとことろを、本を出版することによって、本人しか知りえないような「小保方バッシング事件」の内部情報を暴露しつつ、個人名を上げて、反論=反撃している。


特に、山梨大学の「若山照彦」と毎日新聞の科学記者・「須田桃子」を名指しして、反論=反撃しているところが、興味深い。私の予想していた通りである。若山照彦氏も須田桃子氏も、このまま、黙っているわけにはおれないだろう。 若山氏と須田氏の反論が楽しみである。


もちろん、面白半分の野次馬気分で、本を買い求め、興味本位から読む人も多いだろう。「小保方バッシング事件」の続きとして読む読者である。別に、そういう読者を批判しようとは思わない。しかし、私は、この事件は、興味本位や面白半分の野次馬気分で終わらせるべき事件ではないと思う。



この事件は 、科学史、思想史上の大事件である。何かが大きく変わろうとしている「転換期」に起きた事件だろう。近代主義的な思考、近代科学主義的な思考、実証科学的な思考、つまりデカルト主義的な近代主義的な思考の在り方の限界と可能性が問われているのだ。奇怪な言動を繰り返す風変わりな女性への、単なる興味本位のバッシング事件ではない。



余計なお世話かもしれないが、「小保方バッシング騒動」を扇動(先導)した「自称科学者たち」には、再び出て来てもらいたい。そして、「小保方バッシング」を繰り返して、その科学論、つまり科学とは何かを開陳してもらいたい。いかにピントはずれの議論をしているかが明らかになるだろう。


問題は、「科学とは何か」、あるいは「科学者とは何か」という高度に思想的、哲学的な科学論争なのである。言い換えれば、科学哲学の問題なのである。一人の女性科学者が「詐欺師」だったとか「嘘つき」だったとかいうような下世話な問題ではない。



(続く)

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安倍政権は「ネット右翼政権」である。安倍政権の正体を知りたければ、これを読むべし。最近の日本の「保守」は「エセ保守」ばかり。山崎行太郎著『保守論壇亡国論』と、佐高信氏との対談集『曽野綾子大批判』は、安倍政権とそれを支持する現代日本人の「思想的劣化」=「政治的劣化」=「反知性主義化」を哲学的に分析・解明しています!

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曽野綾子批判」の元祖・佐高信氏と、「沖縄集団自決論争」以来、曽野綾子批判を続ける山崎行太郎との過激な対談集。
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