文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

島田雅彦と高橋源一郎の発言「安倍政権批判」は、何故、つまらないのか? 二番煎じ、三番煎じでしかないからだろう。これは、文学の沈滞、文壇の劣化、作家精神の喪失を象徴している珍事ではないのか?

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最近、作家や文学者の影がうすい。作家たちは、今、何をやっているのか?何を書いているのか?私は、現在の日本の政治的・経済的な思想的劣化を象徴する現象の原因の一つが、「文学的思考」の劣化と不在と欠如だと考えるが、島田雅彦高橋源一郎の最近の対談や言動をよんで、なるほど、仕方がないなーと思った。島田雅彦が、新作『虚人の星』をめぐって、「群像」11月号で、中島岳志片山杜秀と鼎談して、安保法案や安倍首相、最近の政局などについて、批判的発言をしている。しかし、作家らしい新鮮な、気の利いた発言は何処にもない。誰もが言いそうな、ありきたりの、凡庸な発言を繰り返している。朝日新聞の「論壇時評」をまとめた『民主主義がなんとやら・・・』という本を出したらしい高橋源一郎の発言も、同じだ。高橋も、赤川次郎を相手に、「すばる」8月号で対談していたが、つまらないステレオタイプの発言に終始していた。論壇やジャーナリズムで言い古された、すでに手垢にまみれたような話のオンパレードにすぎない。高橋源一郎の家系が軍人の家系だろうと 、赤川次郎の父親が「満映」の幹部だろうと、なんの意味もない。売れそうもない本を、論壇やジャーナリズムで常識化した「流行的言説」に便乗して、売りつけようとしているにすぎないように見える。おそらく、国民の半数は、安倍政権にも、安保法案にも賛成だろう。作家なら、安倍政権や安保法案を、大衆インテリの俗論に迎合するのではなく、逆に「徹底擁護」するぐらいの才能と気概が必要だろう。(続く)



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