文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「ネット右翼亡国論序説」のために・・・。「「ネット右翼」や「ネット右翼現象」は、佐藤優の指摘する「反知性主義」の流れと連動している。

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佐藤優は、反知性主義が安倍政権や安倍政権の応援団の文化人など、その周辺にも及んでいると指摘し、安倍政権の脆弱性と危険性に警告を鳴らしているが、私の「ネット右翼亡国論」も、別のものではない。「「ネット右翼」というと、「「ネット依存の無智無学な若者たち」を連想しがちだが、私の「「ネット右翼論」は、少し違う。私の見る「ネット右翼現象」は、一部の右翼的言動をする若者たちだけの現象ではなく、政治家や官僚、文化人、学者、ジャーナリスト・・・にまで波及している現象である。たとえば、武藤貴也とかいう衆議院議員は、「反安倍デモの若者たちは、自己中心的だ」とか「誤った情報で洗脳されている」とか、あるいは、「それは戦後教育のせいだ」とか言っているらしい。「沖縄の新聞はつぶせ」とか言った作家の百田尚樹や「法的安定性なぞ問題ではない」とか言ったらしい礒崎陽輔首相補佐官らと並んで、典型的な「ネット右翼脳」の持ち主のようだ。しかし、私は、「ネット右翼現象」や「ネット右翼脳」が保守・右翼勢力特有の現象だとも思わない。それは、左翼・リベラル勢力にも及んでいる。「安保法案は違憲」と言った憲法学者を含めて、戦後日本の多くの憲法学者たちも、その思考は、「憲法原理主義」と「憲法万能主義」に毒されており、意味内容は少しずれるが「ネット右翼脳」の持ち主だと言っていいように思われる。従って、私の「ネット右翼亡国論」は、左翼とか右翼とか問わない。




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