反知性主義と「デモつぶし」。
安倍自民党と安倍応援団の「反知性主義」もここに極まれり、か。デモに行くと就職に不利になる」「デモ参加者は就職出来ない」とかいう情報が、政府筋から流されているようだが、あまりにも馬鹿馬鹿しい話だ。私の体験談を言えば、むしろ、「デモにも行かないような学生は、就職出来ない。」というのが正解である。
現に、私自身がそうだった。私は、1回もデモに行ったことがない。元気のいい学生は、デモぐらいは行っていたと思う。その後、デモに行っていた学生はどーなったか。私は、大学院へ進学したから、就職の現場は知らない。しかし、10年か20年後、同窓会に出て、私は驚いた。学生活動家まがいのことをしていた元気のいい学生は、大手新聞社や電通、有名百貨店などに就職していた。
専属の学生政治活動家は別として、デモなどに活発に参加していた学生のほとんどは、一流会社に就職しており、また大学教授などになっている。いずれにしろ、こういう話が出てくるところに、「悪しき反知性主義」が、安倍政権やその周辺に蔓延していることの新聞がわかる。
佐藤優さんは、『知性とは何か』で、安倍政権が反知性主義政権であることを厳しく批判している。「憲法改正はナチスに学べ」と言った麻生太郎副総理、「ポツダム宣言なんて知らない」と言った安倍首相。そして最近は、自民党勉強会で「沖縄の新聞はつぶせ」と言った安倍応援団の作家・百田尚樹、「スポンサーに圧力をかけてマスコミを操作しろ」と言った自民党衆議院議員・大西英男、「法的安定性は問題ではない」と言った首相補佐官・礒崎陽輔。
日本は、「悪しき反知性主義」の蔓延で滅びるかもしれない。哲学者・柄谷行人は、「デモもない社会は民主主義のない社会だ」と言っている。
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