戦後憲法は単純な「押し付けけ憲法」ではない。
憲法制定の過程に、憲法学者・宮沢俊義のような「日本人協力者」がいて、彼等が中心になって、戦後憲法は作られたと言っていい。「マッカーサー三原則」などが示すように、マッカーサーによる「押し付け憲法」であることに間違いはないが、しかしながら、それは、言われているほど、それほど単純な話ではない。少なくとも、「日米合作」であると見るべきだろう 。
しかも、日本国民は、朝鮮戦争時において、アメリカの要求した「憲法改正」(9条改正?)を拒絶し、「平和憲法」を自主的に選択しなおしている。この時点で、「押し付け憲法」は「自主憲法」に変化したと言っていい。「押し付け憲法だから憲法改正し、自主憲法を制定しなおさなければならない」という櫻井よしこ等、保守系の「憲法改正論」には説得力が欠けるように見える。
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