文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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自称保守・八木秀次の正体。

dokuhebiniki2015-06-16


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「正論」7月号によると、八木秀次は「憲法学者」だそうだ。憲法のことなら、八木秀次先生に聴け、シロートが口出しするんじゃないよ、というわけだろう。なるほど。「正論」も、くだらない権威主義と学歴主義、肩書き主義に「洗脳」され、「反知性主義」だか「知性主義」だか知らないが、「愚者の楽園」に堕落したということだな。


ちなみに、私は、「知性」は嫌いではないが、「反知性主義」も「知性主義」も嫌いだ。つまり、無知無学、無教養も嫌いだが、知性主義たっぷりの「知ったかぶり」も嫌いだ。


「正論」編集部の◯◯は、文藝評論家の江藤淳が、憲法学の権威で、東大法学部(憲法学)教授の宮沢俊義を、憲法問題をめぐって徹底批判した事など知らないのだろう。「正論」が言っている事は、江藤淳よ、たかが「文藝評論家」のくせに、東大法学部教授の「宮沢俊義先生」の憲法論に、ケチつけるんじゃないよ、シロートは黙っていろ・・・ということだからだ。


八木秀次は、憲法学者なら、世の憲法学者たちが「集団的自衛権行使容認は違憲だ」と騒いでいる今こそ、トンデモ憲法学者として、「集団的自衛権行使容認」擁護の論陣を張ってみたらどうか?ネット右翼から拍手喝采を受け、ネット右翼憲法学者ということで、目立つだろう。


それにしても、憲法のことは憲法学者に聴け、と言うのなら、八木秀次以外の「憲法学者たち」の「集団的自衛権行使容認は憲法違反だ」という話はどうなるのか?黙って憲法学者の言うことを聴け、ということになりはしないか? 「正論」の反知性主義も、ここに極まれり、ということか?


それにしても、八木は、いつから「憲法学者」に転向したのか?八木秀次と言えば、「Y染色体」(笑)を主張する「細胞学者」ではなかったのか?あるいは、「新しい教科書をつくる会」とか「教科書改善の会」とかいう組織と市民運動の会長を務める「教育学者」ではなかったのか?というのは冗談。



八木は、経歴に早稲田大学法学部を経て、早稲田大学大学院政治学研究科中退とあるが、とすれば「憲法学者」ではなく「政治学者」のはずだが・・・。要するに、八木秀次の正体は、櫻井よしこ並みの「ナンデモ屋」なのであろう。


憲法改正が話題になると「憲法学者」になり、教科書問題が話題になると「教育学者」に、「女系天皇」が話題になると「染色体学者」に・・・。最近の「自称保守」を象徴するように、カメレオンかボーフラのような、実体(作品」)のない「ネット右翼」の一人なのだろう。


安倍首相も、ブレーンに、この程度の人しかないとは、哀れというか気の毒というか・・・。





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