文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

『保守論壇亡国論』から『ネット右翼亡国論』へ。次作『ネット右翼亡国論』で、私が問題にするのは、いわゆる「ネット右翼」のことだけではない。むしろ、「ポツダム宣言」を読んだことがない安倍首相や、「マッカーサー回想記」を盲信する櫻井よしこや田久保忠衛らが、象徴するような「モノマネ右翼」としての「似非右翼」のことである。それは、左翼も同じだ。左翼も、受け売りの単純な同じ文句を、同語反復する「ネット左翼=似非左翼」がほとんどである。だから、私の「ネット右翼亡国論」は「ネット左翼亡国論」でもある。つまり、現代日本の思

dokuhebiniki2015-05-28


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私が言う「ネット右翼」とは、ろくに本を読まずに、テレビやネット情報だけを情報源に、政治や思想を語るような人たちのことで、「ポツダム宣言」を読んだことがない安倍首相や、「マッカーサー回想記」を鵜呑みにし、盲信する櫻井よしこ田久保忠衛等も含まれる。彼等が、どんなに難しそうな議論を展開しても、その議論の底は浅い。自分の頭で考えたものではなく、受け売りかパクリだからだ。


だから、彼等の主張は、簡単なキャッチフレーズにまとめられるのが普通である。分かりやすいが、あまりにも単純素朴な決まり文句ばかりだ。それ故に、思想的には信用できない。たとえば安倍晋三櫻井よしこ等の主張する「憲法改正」も、「憲法改正」には賛成だとしても、何処か信用できない。押し付け憲法論 も自主憲法論も、すべてパクリだろう。


安倍晋三櫻井よしこ等の「憲法改正論議」は、薄ぺらなキャッチフレーズ化することによって、かえって「憲法改正」の可能性を遠のかせるだけのように見える。最近、護憲派が勢いずいているのは、そこに原因があると、私は見ている。


このことは、戦後、我が物顔で、「憲法を守れ」「九条を守れ」と、誰にでも分かるようなキャッチフレーズを叫び続けてきた護憲派にも言える。護憲派の主張が、次第に信用をなくしてきたのは、単純なキャッチフレーズを、見境もなく叫び続けてきたからだろう。


左翼護憲派憲法学者たちの議論も、実に単純である。「憲法を守れ」の一点張りである。「馬鹿の一つ覚え」というしかない。「憲法と何か」「何故、憲法を守らなければならないのか」というような本質的、原理的な議論がない。憲法学者たちは、憲法金科玉条にして、気に食わなければ、「憲法違反だ!」と騒ぐだけだ。憲法に間違いはないのか?


憲法の成立過程の研究も、改憲派で文藝評論家の江藤淳等によって提起されたものであり、護憲派憲法学者たちが提起したわけではない。彼等は、平和憲法が、米国占領軍の押し付け憲法であることを知りながら、日本国民が自らの手で作り上げた「自主憲法」であるかのように、「平和憲法」を崇め奉るだけだ。


ネット右翼」が存在するとすれば、「ネット左翼」も存在する。「物事を深く考えようとしないネット右翼」が存在するように、「物事を深く考えようとしないネット左翼」が存在する。だから、「ネット右翼亡国論」は、同時に「ネット左翼亡国論」でもある。

(続く)



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