文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「朝日事件」から「小保方事件」を類推=推察する。朝日新聞が、従軍慰安婦問題の「吉田証言問題」の誤報に続いて、フクシマ原発事故における「吉田調書」に関する誤報=捏造を認め、記事を取り消し、謝罪し、社長の引責辞任の意向を表明した。これは、前代未聞の驚くべき事件であるように、僕には見える。


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今、各所で、日和見ジャーナリストの「池上彰」を筆頭に、「朝日新聞批判」が沸騰していると思われるが、僕は、そこにあまり関心はない。むしろ、朝日新聞が、自社の新聞記事の誤報=捏造を認め、それを全面的に取り消したことの方に関心がある。むろん、これまでにこういう事件がなかったわけではないが、今回の一連の「誤報認定=記事取り消し=社長辞任」にいたる経緯には、特別の関心を持つ。


というのは、いわゆる「小保方事件」の「小保方晴子バッシング報道」を連想するからである。明らかに、「小保方晴子事件」は、新聞やテレビによるマスコミ主導の事件であり、その記事内容は、「誤報=捏造」すれすれであった。おそらく、小保方晴子バッシング報道の「誤報=捏造」を、新聞もテレビも認めることはないだろう。むしろ、新聞もテレビも、最初に言い出したような「小保方晴子博士=捏造犯=詐欺師」という情報発信を、頑強に、なし崩し的に続けるだろう。次から次へと論点をすり替えていき、もう、引き返すことは出来ないだろう。


「小保方バッシング報道」において特徴的なことは、毎日新聞社の須田桃子を筆頭に、新聞社の女性科学記者だけではなく、女性ジャーナリスト、女性科学者たちまでが、積極的に加担したことだろう。科学記事を装った彼女たちの「小保方バッシング報道」には、何か「暗いもの」がつきまとっているように、僕には思える。


何故、最初から、まだ、それほど情報が集まらない時点から、一方的に、「小保方晴子博士は大嘘つき」=「捏造犯」=「詐欺師」と認定できたのだろうか。「はじめに小保方晴子博士バッシング報道ありき」だったのではないのか? 朝日新聞事件の原点「吉田証言」ではないが、小保方晴子事件の最初の「証言」「密告」「内部リーク」の実態を降り返ってみよう。(続く)



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