文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小保方晴子擁護論(4)・・・僕が理解できないのは、日本の多くの科学者たちが、小保方晴子博士による「STAP細胞再現実験」に反対したことである。おそらく、彼等は、小保方晴子博士の「研究不正」に争点を限定することによって、「STAP細胞の存在の可能性」を封鎖し、科学研究としてのSTAP細胞問題そのものに反対だったのである。何故か?


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何故、日本の多くの科学者たちは、小保方晴子博士のSTAP細胞再現実験に反対するのか?人跡未踏の荒野に一歩を踏み出した小保方晴子博士の存在がクローズアップされることによって、小保方晴子博士の研究が、成功か失敗かはともかくとして、「何もしない科学研究者」=「無能な科学研究者」という自分たちの哀れな存在が、露呈することが恐怖だったからだろう。


小保方晴子事件」の真相解明に異常な関心を持つ遠藤高帆(リケン上級研究員)なる科学研究者は、普段は、何を研究しているのだろうか?小保方晴子博士の研究の粗探しより、そっちの方が重要だろう。遠藤高帆は、どんな素晴らしい研究をしているのだろう? 実は、何もしていない?おそらく、そうだろう。


日本の多くの科学者たちは、要するに暇なのである。お笑いとしかいいようがない。こういう大学や研究機関で暇を持て余して、Twitterや2チャンネルなどに夢中になっているエセ科学者連中こそ、「税金の無駄遣い」ではないのか?(笑) 「小保方晴子事件」は、遠藤高帆をはじめとして、日本国民の税金を無駄遣いしているシロアリ、言い換えれば、「何もしない科学研究者」=「無能な科学研究者」という存在を浮き彫りにしたといっていい。


研究不正という問題も重要だろう。しかし、科学者にとっての重要問題は、研究や実験そのものだろう。研究や実験に夢中になるあまり、画像の修正(捏造?)や無断引用文(盗用?)などの問題を、軽視し、おろそかにすることがあったとしても、そのことによって、科学者失格、科学学業界追放・・・という論理はおかしい。先端科学の野心的研究そのものの前では、多少の研究不正も仕方がないと、言えないこともない。もし、些末な研究不正の一つ一つを取り上げ、科学研究業界から追放していたら、何もしない無能な研究者が蔓延るだけだ。


ところが、ロバート・ゲラー東大教授(地震学専攻)や上昌弘東大医学部特任教授、大隅典子東北大学教授(日本分子生物学会理事長)ら、小保方晴子博士批判派は、研究そのものよりも、「研究不正問題」こそもっとも大事だと、必死になって叫ぶ。ほかにすることはないのか。榎木英介近畿大学教授にいたっては、「STAP細胞があろうとなかろうと・・・」と書いて、本末転倒の議論を展開するに至る始末である。彼らにとっては、科学とは何か。科学者とは何か。


(続く)


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現代日本の論壇や科学ジャーナリズム、アカデミズム・・・を地盤沈下させた「思想的劣化」は、どのようにして起きたのか?拙著『保守論壇亡国論』は、保守論壇だけではなく、左翼論壇、アカデミズム、ジャーナリズム、科学ジャーナリズム・・・を含めて、現代日本人の「思想的劣化」の根源的問題を、哲学的に解明しています。御一読ください。







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曽野綾子が『ある神話の背景』(『沖縄集団自決の真実』改題)の「誤字=誤植」を訂正した改訂版を出したらしい 。しかし、曽野綾子の改竄=捏造は、誤字=誤植の訂正ぐらいで、解消されるわけがない。さらに決定的な改竄=捏造疑惑が指摘されている。疑惑だらけの『ある神話の背景』は、絶版にするしかないだろう。



曽野綾子の『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は1970年に赤松部隊隊員=谷本小次郎によって全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。



■ここに一枚の写真がある。赤松嘉次や赤松部隊の隊員たちが、テーブルを囲んで打ち合わせをしている写真である。左上に、曽野綾子の顔も見える。曽野綾子は、『ある神話の背景』の中で、赤松部隊の隊員たちとは、「個別に」あったと書いている。「集団で」会うと口裏を合わせるから、複数では合わわなかった、と。これが、真っ赤な大嘘である。この写真が、証明している。曽野綾子は、事前に、赤松部隊の面々と集団で会い、綿密に打ち合わせをしているのだ。




大江健三郎の『沖縄ノート』を批判した曽野綾子の『ある神話の背景』(『沖縄集団自決の真実』と改題)は、右翼=保守派のバイブルだったが、その『ある神話の背景』そのものも、改竄=捏造文書「戦中日誌」にもとずく改竄=捏造文書だった、ことを実証的=論理的に暴露した本・・・。(⬇)



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