文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小保方晴子論(3)・・・「小保方晴子事件」は、日本直面している深刻な思想問題を浮き彫りにしたといっていい。先日、安富歩という東大教授の『高学歴エリートは暴走する』という新書版の本を見つけ、暇だったから、手に取り、立ち読みした。


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バブル崩壊後、東大、京大卒の社長が激減している」と書かれている。「本当かな」と疑いつつ読んでいくと資料やデータに基づく実証的分析のようだ。「バブル崩壊後、事務処理能力だけ有能でも、あらゆる企業が、一歩間違うと、倒産や企業合併の危機に直面しているような時代の『社長』としてやっていけないのだろう」と分析している。


この分析は、そのまま、「小保方晴子事件」の真相解明にも当てはまるのではないか、と思った。「小保方晴子事件」に際し、小保方晴子バッシングで、最初に目立ったのは、東大教授を筆頭とする「高学歴エリート」たちだった。しかし、彼等の言動の中身は、「研究不正は悪い」「捏造犯=小保方晴子を科学研究業界から追放しろ」の一点張りだった。「STAP細胞があろうとなかろうと・・・」と。僕は、これらの「小保方晴子バッシング」を見て、何かがおかしいと思った。


このような、本質的ではないような瑣末な問題を、さも大問題のごとく、小難しく論じるのを、安富歩は「東大話法」と呼んでいる。


誤解を恐れずに言うならば、これは、会社が、倒産の危機に直面している時に、社長が、「電話のかけ方が悪い」「服装がだらしない」「書類の書き方が悪い」・・・などと言っているようなものではないか。


(続く)


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現代日本の論壇や科学ジャーナリズム、アカデミズム・・・を地盤沈下させた「思想的劣化」は、どのようにして起きたのか?拙著『保守論壇亡国論』は、保守論壇だけではなく、左翼論壇、アカデミズム、ジャーナリズム、科学ジャーナリズム・・・を含めて、現代日本人の「思想的劣化」の根源的問題を、哲学的に解明しています。御一読ください。







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曽野綾子が『ある神話の背景』(『沖縄集団自決の真実』改題)の「誤字=誤植」を訂正した改訂版を出したらしい 。しかし、曽野綾子の改竄=捏造は、誤字=誤植の訂正ぐらいで、解消されるわけがない。さらに決定的な改竄=捏造疑惑が指摘されている。疑惑だらけの『ある神話の背景』は、絶版にするしかないだろう。



曽野綾子の『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は1970年に赤松部隊隊員=谷本小次郎によって全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。



■ここに一枚の写真がある。赤松嘉次や赤松部隊の隊員たちが、テーブルを囲んで打ち合わせをしている写真である。左上に、曽野綾子の顔も見える。曽野綾子は、『ある神話の背景』の中で、赤松部隊の隊員たちとは、「個別に」あったと書いている。「集団で」会うと口裏を合わせるから、複数では合わわなかった、と。これが、真っ赤な大嘘である。この写真が、証明している。曽野綾子は、事前に、赤松部隊の面々と集団で会い、綿密に打ち合わせをしているのだ。




大江健三郎の『沖縄ノート』を批判した曽野綾子の『ある神話の背景』(『沖縄集団自決の真実』と改題)は、右翼=保守派のバイブルだったが、その『ある神話の背景』そのものも、改竄=捏造文書「戦中日誌」にもとずく改竄=捏造文書だった、ことを実証的=論理的に暴露した本・・・。(⬇)



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