文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

東大教授たちの「ゴマスリ・ヨイショ文学論」を読む。

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僕は、昔、蓮實重彦に批判=罵倒されたことがある。今はないが、「海燕」という文藝雑誌に、僕が、初めて、寺田博という有名な編集者の推薦で、文芸誌に書く場所を得て、書評的雑文を連載していた頃である。僕が、「実生活に犠牲を要求しない思想はない」という題で、 中上健次を批判的に論じると、蓮實重彦が「古臭い」と批判してきた。すると、その頃、蓮實重彦の弟子や崇拝者たちが、一斉に僕の批評文を、批判=罵倒し始めたことを、覚えている。


アレは、 何だったのか?彼等は、書くことの内的必然性があったのか?文壇の権威者=東大教授へのゴマスリ=ヨイショでしかなかったのか?


もちろん、僕は、ブランショフーコーデリダ・・・などを引っさげて、颯爽と登場した蓮實重彦を、尊敬も畏怖もしていなかったから、批判=罵倒も当然だったかもしれないが、その雰囲気に、何か、不純物のような、腐臭のようなもの、知的退廃・・・を感じたものである。東大教授=蓮實重彦とそれに付き従う「ゴマスリ=ヨイショ野郎たち」の「思考」と「批評」に、である。


「文学界」の蓮實重彦鼎談をちらちらと覗き見ているうちに、そのことをおもい出した。「文学界」7月号の蓮實重彦「『ボヴァリー夫人論』の衝撃」という特集記事には、工藤庸子(東大名誉教授)、菅谷憲興(東大卒、立教大学教授)、王寺賢太(京大准教授)らが名をつらねている。このメンバーの名前を見ただけで読む気がしない。勝手にしやがれ、ということだ。そんなものは、大学の紀要かなんかでやれよ、と思う。


今や、文学も批評も、「東大教授的官僚主義」が支配する時代になり、読者からは見棄てられ、本も売れなくなったということだろう。文芸雑誌は、「東大教授」とその予備軍たちの「ゴミ捨て場」と化しているとでもいうほかはない。


小保方晴子博士」の博士論文がどうの、コピペがどうの、就職の面接が日本語だったのが、どうの・・・と大騒ぎしているのも、この種の東大教授たちだろう。文学も科学も思想も、この種の東大教授的思考を叩き潰すところから始まる。


(続く)





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曽野綾子が、 某週刊誌で、夫の三浦朱門と、夫婦対談をしていた。健在であることをアピールしたかったのだろうか?それとも?曽野綾子よ、夫婦漫談をやっている場合じゃないだろう?大江健三郎を批判=罵倒したように、『曽野綾子大批判』に反論出来るなら反論してみよ!!!いつでも、受けて立つぜ!!! それとも、嵐が過ぎ去るのを待つつもりか?喧嘩を売られて沈黙するようじゃー、「作家」じゃないだろう。



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曽野綾子が、沖縄集団自決問題を論じた『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は、1970年に、赤松部隊隊員=谷本小次郎によって、全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。とすれば、大江健三郎を訴えた「大江・岩波裁判」の根拠となった曽野の『ある神話の背景』も、「改竄=捏造文書」だということになる。しかも、曽野が、赤松部隊の共同謀議の場所に参加している「証拠写真(下)」まで残されている。曽野綾子は、曽野の改竄=捏造、共同謀議参加・・・を告発した『曽野綾子大批判』に答えるべきだろう。それとも、無視し、この問題から逃げるのか? 逃げるとすれば、曽野綾子は、「文学者失格」ではないのか?
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曽野綾子が赤松嘉次や赤松部隊のメンバーと謀議を凝らしている写真は、これ。




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