文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

九州大学教授・中山敬一というエセ科学者の「小保方捏造論」(文藝春秋6月号「小保方捏造を生んだ科学界の病理」)を読む。「STAP細胞問題」をめぐる「小保方事件」のお蔭で、すっかり有名人になってしまった「中山敬一」という男がいる。

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この男が、テレビ画面に登場した時、僕は、一目見て、「こいつは偽物だな」と思ったが、その後もテレビに出まくり、実に幼稚=稚拙な「研究不正論」を、喋りまくった男だ。この男は、「九州大学教授」、「日本分子生物学会副会長」・・・なる肩書きをもっているそうだが、日本の国立大学や研究機関も、こういう、箸にも棒にもかからない、あるいは毒にも薬にもならない、どうしょうもないエセ科学者を、のさぼらせているのだから、堕ちたものだと言わなければならない。


そもそも、この男は、STAP細胞にも先端科学研究にもまったく興味はないらしい。「研究不正オタク」のようだ。STAP細胞は「UFO」なみだそうである。「現時点では『STAP細胞はない(というに等しい)』のである」と断言する。何故、「現時点では・・・」なのか? つまり、この男は、STAP細胞などより、科学研究者たちの「不正取締り」にしか興味はないらしい。交通警備員レベルの科学者(笑)である。


中山は、文藝春秋6月号「小保方捏造を生んだ科学界の病理」の冒頭に、こう書いている。

「いまだかつて科学的な話題が、これほどまでにtv、新聞、雑誌な等のメディアを騒がしたことがあっただろうか。小保方晴子理化学研究所(理研)研究ユニットリーダーによるSTAP論文事件は、論文発表から三か月を経ようとする今なお、」

事件の背後関係等に何の疑問も持たないらしく、呑気に、書き出しているというわけだ。何故、「大きく世間を揺るがしている」のか。「「大きく世間を揺るがしている」のは、言うまでもなく、小保方晴子博士個人の「捏造問題」だけではないからだろう。


「小保方事件」の背後で、何かが暗躍していると、多くの日本人が感じているからだろう。それが、感知できないのは、「研究不正」にしか関心のないらしいエセ科学者たちだけだろう。その典型的人物が中山某というわけだ。


さらに中山は、こんなことも書いている。

既に理研の調査委員会も認定しているように、ほとんどの科学者はこの論文は明らかな研究不正であると見なしており、・・・

中山は、理研の調査委員会の委員長の石井某が、自らの研究不正疑惑発覚で辞任し、その他の調査委員の数人が、研究不正を疑われているということを知らないのか。知っていてとぼけているのか。もちろん、知っていて、とぼけているのである。


つまり、誰も、理研の調査委員会など、とっくに見限っているし、その調査結果など信用していないということだ。ところが、中山は、理研の調査結果を鵜呑みにし、それを振り回して、小保方晴子博士の「研究不正」は、確定したかのように言っている。しかも、わざわざ「ほとんどの科学者は・・・」と書き加えている。「ほとんどの科学者」が、原子力村の「御用科学者」を持ち出すまでもなく、当てにならない大勢順応主義の羊であることは、明らかである。


この連中は、つまり「多くの科学者」たちは、ボスの一言で、「黒いものも白いというし、白いものも黒い」と言うようないかがわしい連中である。
さらにこんなことも。

画像の切り貼りや使い回し、他人の文章の盗用などは、理由の如何にかかわらず絶対に行ってはいけないというのは、大学生でも知っていることである。

おやおや、この男は、田舎のヘボ警察官らしくトンデモナイことを言っている。たとえば、画像の切り貼りについてだが、画像の切り貼りと言っても、実は、やっていい切り貼りと、絶対にやってはいけない切り貼りがあるということを、このエセ科学者は知らないらしい。


つまり研究の根幹にかかわる切り貼りと、研究の核心部にはかかわらない、たとえば、容器などの画像の切れ端の切り貼りとが、同じ切り貼りでも異なると言うことが分かっていない。「理由の如何にかかわらず絶対にやってはいけない」とは、笑わせる表現の仕方である。自分で自分の首を絞めるとは、こういうことを言うのだろう。


「他人の文章の盗用など・・・」というのも同じだろう。どこまでが「模倣」か「引用」、「コピー」、あるいは「パスティシュ」で、どこからが盗作かは、明白な基準などない。あらゆる小説は、これまでに書かれた「小説」の模倣、引用、コピー、盗作から成り立つ。どれが盗作で、どれがオリジナルな創作かは、そう簡単に判定できないのである。そもそも、モノマネ芸は「盗作」なのか。


中山は、「小保方事件」を「シェーン事件」に酷似していると主張するが、これまた、誰もが言うネタである。明らかに使い回しである。ベル研究所で起こった「捏造事件」が、「小保方事件」にそっくりだと中山はいうが、皮肉にも、その中山の分析は、誰かの「パクリ」であり、「盗作」である。「シェーン事件」の説明など、まったくの「使い回し」である。あまりの幼稚=稚拙ぶりに、苦笑を禁じ得ない。


そもそも、この文藝春秋掲載の文章にしてからが、中山本人のオリジナルではないだろう。文藝春秋編集部が、書いたものに中山がサインしただけか、中山の原稿を、文藝春秋編集部が大幅に書き換えているはずである。それこそ、「中山敬一=論文捏造事件」ではないのか?

(続く)


中山敬一の正体?

 
学 歴
1980年 3月(18歳):神奈川県立湘南高等学校 卒業
1980年 4月(18歳):東京医科歯科大学医学部医学科 入学
1986年 3月(24歳):同 卒業
1986年 4月(24歳):順天堂大学大学院医学研究科 入学(免疫学専攻)
1990年 3月(28歳):同 卒業

職 歴
1990年 4月(28歳):理化学研究所 フロンティア研究員
1990年12月(28歳):ワシントン大学医学部 ポストドクトラルフェロー
1992年 3月(30歳):ワシントン大学ハワードヒューズ研究所 博士研究員
1995年 7月(33歳):日本ロシュ研究所生物学部 主幹研究員
1996年10月(34歳):九州大学生体防御医学研究所細胞学部門 教授
現在に至る

研究テーマ(仕事の内容)
1)細胞周期、特にp27を中心とする制御機構
2)ユビキチン化依存的タンパク質分解機構
3)タンパク質の翻訳後修飾におけるプロテオミクス



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