文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小保方博士、nature論文撤回に同意?」という新聞各紙の報道に異議あり。真相とかけ離れたインチキ記事だ。新聞各紙こそ、捏造報道は止めよ!!!アーテイクル論文とレターの区別も出来ないのか?


人気ブログランキングへ

たとえば、産経新聞は、次のように伝えている。

STAP論文 論文の一部撤回、万能性根拠揺らぐ
産経新聞 5月29日(木)7時55分配信


 小保方晴子氏が論文の一部撤回に同意したことで、STAP論文の信頼性は一段と失われる事態となった。小保方氏は、STAP細胞は存在するとの立場を崩していないが、ES細胞より高い万能性を持つとする主張の根拠は大きく揺らいだ。

 撤回に同意したのは、STAP細胞をマウスの胚に注入し、さまざまな細胞に分化できることを示した2本目の論文。ES細胞では作製できない胎盤もつくることができ、より高い万能性を持つ証拠として発表していた。

 三木秀夫弁護士によると、この論文は若山照彦山梨大教授が主に担当。細胞の作製法を示した1本目の論文の発展形だとして、小保方氏側は「取り下げても細胞の存在自体は揺るがない」としている。

 小保方氏は自ら実験した1本目の論文を自身の成果として重視しているという。この論文は米ハーバード大のバカンティ教授も撤回に反対しており、ネイチャー誌の規定で他の共著者だけで撤回することはできない。

 今後は独自に調査を進めている同誌が、論文2本を一括して取り消すかどうかが焦点になる。

これらの報道に関して、小保方晴子博士の弁護人である三木弁護士が、反論のメッセージを出している。以下の通りだ。以下のメッセージによると、若山照彦・山梨大教授の「動き」と、それを受けての(若山某を情報源とする?)マスコミの対応・報道がおかしい。明らかに「捏造報道」である。

(三木弁護士からのメッセージ)

今日の報道に関して、ご心配をおかけしています。報道各社にご説明をした内容をご報告します。報道は、これを短縮して伝えていますが、正確な報道となっていないのが残念です。


今回、報道されている論文は、ネイチャーに掲載された2本の論文のうち、レター論文と呼ばれているものです。これまで、大議論を呼んできたのは、アーティクル論文というもので、スタップ細胞のことはこの論文で記述しているもので、これについて小保方さんは撤回には同意していません。アーティクル論文が第1論文で親論文、レター論文が第2論文で子論文というような関係にあります。


レター論文は、付属的な論文で、STAP細胞の特徴などを追加して説明した内容です。11人の著者のうち小保方さん、若山先生、笹井先生が主要著者になっています。しかし、責任著者(ラストオーサー)も実験管理統括者も若山先生です。画像の管理も若山先生がしておられたものです。また、小保方さんは、かつて神戸理研(CDB)にあった若山研究室の研究員として所属し、若山先生の指導を受けていた上に、今回の論文のチェックも若山先生がされていました。したがって、本来ならば、問題があったならば、若山先生が論文提出の手前の段階で、訂正があるべきものです。その後もそういった指示もないままに、今日まできたものです。


ところが、5月下旬になって、突然に、これまで連絡を絶っていた若山先生が、小保方さんに、レター論文のマウス画像に問題があるので、取下げたいが同意してほしいと、メールをしてきました。


これに対して、小保方さんは、理由をちゃんと説明してほしいので話し合いをしたいと返事をしたのですが、それに対しての返事はありませんでした。そのために、笹井先生を通じてのやり取りとなりましたが、その中で、若山先生が取下げたいというならば「反対はしない」旨を笹井先生に伝えたのが、いつのまにか、同意したということで、外に漏れ出たものでした。結局、若山先生からの何らの説明もないままに、同意となってしまったものです。


報道によると、「掲載した画像などに間違いが見つかったため、主要著者の一人がネイチャー誌に撤回を申し入れた」となっていますが、ここでいう主要著者は若山先生ですが、実際にネイチャー誌に撤回を申し入れたのかどうかも、小保方さんには、きちんとした説明がありません。本来は、若山先生が、なぜ、いつ、どうして間違えたのか、いつ気が付いたのかなど、公に説明をされるのが筋だと思います。


しかし、残念なことに、「小保方ユニットリーダーのもう一つの論文に問題があって撤回になった」と、若山先生の「わ」の字も出ないままに報道され、あたかも小保方さんに問題があったかのようなイメーが拡散されて、また、小保方さんは、強い精神的なダメージを受けています。このことも、メディアの取材の際には、注意して報道してほしいと、くぎを刺しながらお願いをしましたが、どうも、きちんとした報道にはなっていない感じがします。


いずれにせよ、「STAP細胞はあります」を書いたアーティクル論文は取り下げていません。STAP細胞の事実は動きません。



人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html