文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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小保方晴子とエセ科学者たち、あるいはソクラテスとプラトンの哲学的差異について。柄谷行人の『哲学の起源』を読む。

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僕は柄谷行人の『哲学の起源』を読みながら、小保方事件をじっと観察していた。僕は、この事件が、つまり「小保方晴子バッシング報道」が始まって以来、一貫して、「小保方晴子擁護」の立場から 、この事件を論じてきた。


柄谷行人は、デビュー以来、一貫して、「文芸批評家」「批評家」というものにこだわってきた。たとえば、小林秀雄は「批評家」だが、三木清は「批評家」ではなかった、というように、「批評家であるか、ないか」は、柄谷にとって、もっとも重大、且つ、本質的な問題だった。それは、いわゆる「小保方事件」とも無縁ではない。


具体的に言えば、小保方晴子と、小保方晴子を「研究不正」を理由に、バッシングし続けた東大教授を筆頭とするエセ科学者たちとの差異は、何処にあるか? それは、誤解を恐れずに言うならば、柄谷が、『哲学の起源』で指摘したソクラテスプラトンの哲学的差異と同じであると言ってよい。

(続く)


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