文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小保方stap細胞報道」を検証する。マスコミや東大のアホ教授等には、論文のコピペや画像の使いましだけが問題らしい。要するに科学者の倫理。そんなものは近代資本主義社会の私有財産=著作権の問題にすぎない。

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「知の共有化」=「所有権なし」=「著作権なし」という見地から見れば、くだらない瑣末な問題。最近、柄谷行人が論じている定住化=私有財産という問題でもある。定住革命以前の遊動社会では、私有という観念はなかった。あらゆる財産は共有化され、平等に分配されるべくプールされていた。柄谷行人が『世界史の構造』で描いた「交換様式D」の社会は、資本主義社会以後の、そういう社会だ。


ところで、ネット社会の出現で「知の共有化」は過激に進んでいる。すでに著作権なしの時代に突入しつつある。小保方さんは、その先駆者ではないのか。これから「著作権」など無視する「知の共有化」型の優れた研究者がどんどん出てくるだろう。小保方さんの問題は、「知の共有化」の問題だ。「小保方さんバッシング」は、一時台前の「著作権的」「私有財産的」な倫理観にもとずいている。


さて、盗作や捏造という近代的価値観の問題ではなく、肝心の問題は、stap細胞ができたかどうかだろう。理研で、stap細胞が再現実験に成功しているというニュースは、マスコミも東大のアホ教授も無視。笑わせる。


お前らには、本当の科学、科学的思考の世界は、手も足も出ない世界なのだろう。以下の理研の研究者「丹羽仁史」の発言こそ、大ニュースだろう。じゃーないのか。それとも、「stap細胞」は捏造だったと断言できるのか。できるわけがないよな。ただの野次馬だろう?(続く)

東大教授某のタワゴト。愉快犯?(Twitter)

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STAP細胞の存在揺るがない〜論文共著者
日本テレビ系(NNN) 3月14日 12時51分配信


 理化学研究所小保方晴子さんらの研究チームが発表した新しい万能細胞・STAP細胞の論文に様々な疑問点が指摘されている問題で、小保方さんら理化学研究所内部の研究者が、論文の取り下げに同意する意向を示していることが分かった。一方、論文の共著者の一人、丹羽仁史理化学研究所プロジェクトリーダーは14日朝、NNNの取材に対し、「STAP細胞の存在を信じて揺るがない」と答えた。

 丹羽氏「(Q:STAP細胞の存在を信じているんですよね?)科学的に否定する根拠がない。自分で見たことを(信じる)土台にしている。ちらちら(細胞の分化を)見ながら、途中経過を見ながら実験している」「(Q:そもそもSTAP細胞はあると考えられているんですか?)それも含めて、全てきょうの発表を聞いてから質問してください」

 丹羽氏は論文の不備を認めたものの、撤回するかどうかについて「自分の意見は伝えてあるが、どういう会見になるかはわからない」と語った。

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■マスコミも東大のアホ教授も、これぐらい、やってみろよ。⬇

2014年 03月 14日 11:30 JST
STAP細胞、香港の科学者も「再現できず」
By GAUTAM NAIK



 香港の科学者は、鳴り物入りで発表された日本の研究所による新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」発見について、これを再現しようと幾度か実験したが、いずれもうまくいかなかったと述べ、その経緯の詳細を一般にアクセス可能なウェブサイトに載せたと述べた。
 香港中文大学のケネス・リー教授(再生医学)はインタビューで、「わたしは、それ(再生)を断念した」と述べた。同教授の再生実験の詳細は科学者向けのソーシャルネットワーク「リサーチゲート」に掲載される。 日本の研究は、権威ある理化学研究所で実施されたもので、英科学専門誌ネイチャーに2つの論文として1月末に発表された。それはマウスの血液細胞を万能細胞に転換する方法で、弱酸性の溶液に細胞を浸けることで可能だとしていた。既存の手法よりもはるかに単純で、万能細胞の医学が大きく発展する可能性があるとされた。


 しかしネイチャー論文が発表され、日本でメディアに大々的に報じられて以降、別の幾つかの研究所は、同論文の結果を再生できないと非公式に述べていた。ただし、詳細な再生実験結果を公表したものはなかった。
 その後、ネイチャー論文に掲載された画像の操作疑惑が浮上し、同論文に対する信用、とりわけその主執筆者である理研小保方晴子氏(30)に対する信用が大きく揺らいだ。
 例えば別の研究者の科学ブログでは、ネイチャーに掲載された2つの論文のうち1つの論文の中で、別個の実験から作製されたはずの2つのマウスの胎盤の画像が同一に見えると疑義が指摘された。
 理研と小保方博士からコメントは得られていない。小保方博士は以前のコメント要請にも回答しなかった。
 ネイチャー論文が1月末に登場し、胚性幹細胞を作製する極めて簡単な手法が紹介された際、多くの研究者たちは強い関心を抱いた。
 リー教授は「なんてことだ、そんなに簡単なんだ、と思った」と述べ、「卓越した主張だった」と語った。
 そこで同教授は、自分の研究室の研究者6人に対し、直ちに他のプロジェクトを中断し、ネイチャー論文の研究結果に集中して再生実験するよう指示した。彼ら6人はネイチャー論文に叙述されていた手法に綿密に従って再生実験を開始した。しかし再生実験では幹細胞は出来なかった。
 他の研究施設でも同様に再生できないと相次いで発表したのを受けて、理研は、小保方博士らの実験手法のもっと詳細な説明(プロトコル)を発表した。
 そこでリー教授は、この詳細な手法を用いて再度実験した。最終的に、同教授の研究室は一連の細胞を実験した。例えばマウスの心臓、筋肉、結合組織などだ。人の臍帯(さいたい)からの細胞でも実験した。リー教授は、弱酸性溶液に浸けたが、いずれも幹細胞を作製出来ずに終わったと述べている。

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