曽野綾子と百田尚樹。ー「『論争』から逃げ出すような卑怯な奴は、さっさと引退しろ!!!ー「曽野綾子大批判(5)」

最近、政治的発言を繰り返している「百田尚樹」という大衆通俗文学系の通俗作家がいる。要するに「大衆の欲情」と結託したエンタメ作家である。昔だったら、「お涙頂戴のメロドラマ作家」とでもいうところだろう。

さて、もちろん政治的発言などというまともな発言ではなく、思想のカケラもないような、単純素朴で醜悪極まりない「安倍政権ヨイショ発言」や保守論壇の定番「従軍慰安婦の強制連行はなかった発言」である。読むのも恥ずかしくなるような幼稚・単純なシロモノである 。しかし、この程度のシロモノが、雑誌の巻頭を飾るのが、最近の保守論壇である。

ところで、NHK新会長が、新聞記者の誘導尋問に引っかかり、よせばいいのに、知ったかぶりの自慢話のごとく、まったく素朴に「従軍慰安婦問題」を語り、それがマスコミなどから批判されると、百田尚樹が、それを擁護して、さらに、混乱に拍車をかける。

昨日は、フランスのアングレームでは、世界最大級の国際漫画祭が開かれ、韓国側が「従軍慰安婦漫画」を展示し、一部で大きな話題となり、政治問題化しつつある。日本側は抗議しているよだが、日本側の漫画は展示を拒否された模様だ。これに、菅官房長官は抗議しているようだが、何だか哀れだな、日本は。あれもこれも、私に言わせれば、保守論壇やネット右翼、保守政治家の面々が、あまりにも幼稚、単純な「従軍慰安婦の強制連行はなかった」論に凝り固まり、それを繰り返すからだ。

僕は、別に韓国側の主張を認めているわけでも韓国側を擁護しているわけでもない。ただ、強制連行があったにしろなかったにしろ、「朝鮮人慰安婦」が、日本の軍隊の内部に、軍隊の一部として、強制的に配属されていたことは事実であり、その事実は否定できない、と言いたいだけだ。この事実＝現実から出発しない限り、ますます、韓国側はいきり立ち、「政治問題化」が拡大していくだろう。

さて、その百田尚樹とやらが、NHK新会長(籾井某)の「慰安婦発言」を擁護しているということだったので、昨日のブログで取り上げたのだった。すると早速、小生のTwitterに、名指しでカランできた。まさか本人が、直々にお出ましとは、ちょっと疑ったが、発言内容や名前などから判断して、本人であることは間違いなさそうなので、冗談半分に、軽く「反論=反撃」してやった。百田尚樹は、「自称文芸評論家が・・・」とか「カスが・・・」とか、上から目線で、しかも、かなり自信満々、余裕タップリに罵倒口調でカランできたので、こちらも、同じような口調で応答してやったのである。

しかし、この通俗作家は、ヤクザ口調で、喧嘩は仕掛けるが、相手が反撃して来るとは想定していないらしい。驚くべきことに、わずか2、3回の遣り取り(反撃)だけで、尻を巻いて逃げ出してしまったのである。しかも、逃げ出す時の最後のセリフが、ふるっている。傑作(!!!)。「嬉々として応答して来る」「売名行為のようだから辞めます」・・・だと。何処かで聞いたことのあるセリフである。論争から逃げ出した通俗政治漫画の星=小林よしのりのセリフだ。それにしても、百田尚樹は、何か勘違いしていないか。百田尚樹レベルの批判＝罵倒に、「嬉々として」応答するのは当然ではないか。そもそも、「冬のソナタ」レベルのエンタメ小説しか書けない百田尚樹という通俗作家を相手に、真面目な顔で 、「売名行為」などしているようじゃ、まずいだろう。それは「自虐史観」というギャグにもならんだろうう。

「売名行為は、先に殴り込んできたお前だろう!!!」というわけで、「百田尚樹への百年戦争を宣戦布告」してやった。こちらは、「売名行為」だろうがなんだろうが、やると言ったら、やるのだ。売られた喧嘩は買うのが「存在論的思考」の極意であり、第一原理である。百田尚樹に告ぐ 。「お前の次作のタイトルは決まったぜ。『ronnsouから誰よりも早く逃げ出した男』」(笑)

というわけで、「百田尚樹への宣戦布告」と題し、時間の無駄だとは思うが、『保守論壇亡国論』の延長として、「ronnsouから誰よりも早く逃げ出した通俗作家=百田尚樹批判」を、「網走番外地」の鼻唄でも歌いながら、書くことにする。(続く)

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