文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小沢一郎は「メディア対策」を間違っている。私は、今でも、小沢一郎の政治的才能も資質も高く評価するが、残念なことだが、小沢一郎は、「メディアと政治」の関係、それを軽視している点だけではなく、それに対する対抗策としての「メディア対策」を間違っているという点で、大きな政治的挫折を味わわざるを得なかったと思う。中国で、昨日、発表された「薄煕来裁判」の判決(無期懲役)を見るまでもなく、政治家が巻き込まれるスキャンダルや裁判と言うものは、常に権力闘争の結果であり、その判決も政治的判決である。中国であろうと日本であろう

  小沢一郎が「メディア対策」を間違っているというのは、権力闘争において「メディア」が大きな役割を果たすということを軽視していることだ。「薄煕来裁判」でさえ、ネットメディアに公開されているのだ。これは、現代の権力闘争には「メディア対策」が不可欠だということだ。オバマが、シリア空爆を、躊躇・断念・延期せざるをえなかったのも、シリア空爆に批判的なメディアの影響力を恐れたからだろう。
  しかるに、政治的復権を目指す小沢一郎が、「メディア」界の負け組、要するに「負け犬の遠吠え」グループの三流文化人を周りに、どんなにたくさん集めて、傷口の舐め合いを繰り返しても、「メディア対策」としては無意味である。むしろ、それが、かえって政治的敗北を加速させている。かつての小沢一郎の周辺には、小沢一郎がどれだけマスコミやメディアでバッシングを受けようとも、そんなことには無関係に、江藤淳吉本隆明・・・のような、小沢一郎を絶賛・擁護する一流文化人、一流思想家が、多数、集結していた。
  私は、数年前、「小沢一郎新年会」の席に、政治家たちに混ざって、一人だけ、ある大衆小説作家の顔を確認して、ちょっと失望し、これでは駄目だと思ったことがある。作家や思想家にも「格」というものがあるのだ。小沢一郎は、マスコミよりも、ネットを重視しているようだが、ネットの世界に、「小沢一郎バッシング報道」「小沢一郎バッシング記事」が、広く、深く浸透していることを知っているのだろうか。ネットを重視するなら、まず、ネットの世界で、傷口の舐め合いを繰り返している「小沢一郎擁護グループ」の動向ではなく、「小沢一郎朝鮮人だ」とかいうような荒唐無稽な「小沢一郎バッシング記事(誹謗中傷記事)」への組織的な対抗策としての削除要請や論争、論破、反撃から始めるべきだろうと思うが、どうだろうか。


人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html

メールマガジン『週刊・山崎行太郎』最新号(『保守論壇亡国論』出版記念号)を配信しました。

有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』最新号(『保守論壇亡国論』出版記念号)を配信しました。『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)の登録はコチラから→
 http://www.mag2.com/m/0001151310.html


■9/26『保守論壇亡国論』出版記念イベント「山崎行太郎ー岩田温講演会」のお知らせ。

9/26『保守論壇亡国論』出版記念イベント「山崎行太郎ー岩田温講演会」のお知らせ。出席希望者は「月刊日本」編集部(電話03-5211-0096)までご連絡ください。(会場ー池袋東口1分、ハロー会議室。会費\500。)


人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html