文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

吉田茂と重光葵。ーー吉田茂的「従米主義」と重光葵的「自立主義」の二元論的思考で、日本の戦後史は解明できるか?もちろん、日本の戦後史といえども、そんなに単純なものではあるまい。そんな単純素朴な二元論、つまり幼稚・稚拙な善玉悪玉史観で、日本の戦後史を裁断しようとしたのが孫崎某の『戦後史の正体』(創元社)である。ひたすら吉田茂を批判・罵倒し、返す刀で重光葵を擁護・絶賛。まさに「高校生でもわかる戦後史」というより「サルにもわかる戦後史」とでもいうほかはない。

今日はこれから、畏友・稲村公望さんとともに鎌倉に行く。鎌倉在住で、「GHQ焚書」の蒐集家・研究家として知られるA氏を訪問するためである。僕が、江藤淳の『閉ざされた言語空間』と米軍による検閲問題に深い関心を寄せていることをよく知っている稲村さんが、僕のためにセッテイングしてくれたのである。一月に行く予定であったが、たまたまその日に大雪が降り、中止せざるを得なかった。そして、今回仕切り直しということになった次第だが、なんと今回もまた「嵐」の天気予報。鎌倉に行くのも久しぶりだ。江藤先生が存命の頃は、毎年、正月の新年会に、西御門の江藤邸に出かけたものだったが、江藤先生が亡くなって以後、ほとんど鎌倉には行っていない。本当に久qしぶりだ。

(続く)



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★ 鎌倉のA氏宅応接間で。左より、稲村公望氏、小生、A氏。


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