文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

今月、2/26(火) 、午後7時から、西郷隆盛記念館(JR神田駅前)において、「敬天愛人フォーラム21」主催 で、「小沢裁判と日本政治ー小沢一郎と西郷隆盛」について、講演することになりました。誰でも参加自由だそうです。

小沢一郎氏が政治活動を再開したようである。「週刊ポスト」でインタビューに応じて、「再活動宣言」を行っているが、そこで、「まだ西郷隆盛にはなりたくない」と言っている。また、民主党分裂、民主党離党騒動の頃、離党に躊躇している議員のなかに、さかんに、「小沢一郎西郷隆盛にしてはならない」と言う議員たちがいたことを思い出す。小沢一郎氏をはじめ、多くの人が、西郷隆盛を単なる政治的な「敗者」と見ている人が多いと言うことだろうか。さらに言うと、民主党で主導権争いを繰り返し、「小沢一郎排除」に取り組んでいたころの菅直人氏や仙谷由人氏も、しきりに、「小沢一郎西郷隆盛だ」と言っていた。自分たちは、新時代を切り開く「大久保利通」のつもりだったのだろう。しかし、西南戦争西郷隆盛が自決して一年後に、権力闘争を勝ち抜き、生き伸びていたはずの「大久保利通」も、紀尾井坂で、暗殺されている。大久保利通も「死」を覚悟していたのである。西郷隆盛大久保利通はともに、ほぼ同時代に死んでいるのである。「西郷隆盛大久保利通」という二元論は、そんなに単純ではない。我が師・江藤淳先生は、政治家は「負けてはならない」「生き延びなくてはならない」・・・と言い、「敗者の美学」を排し、「治者の政治学」を、若い頃は主張したが、つまり、「西郷隆盛」ではなく「大久保利通」的生き方を推奨したが、晩年になり、「南洲残影」を書き、「西郷隆盛の死」を肯定的に描くようになる。そして、最終的には、自らも「自死」した。「西郷隆盛の死」は、単純な「敗北=死」ではない、と言いたかったのであろうか。僕も、長い間、西郷隆盛は、時代の変化について行けず、自滅したと思っていた。しかしそうではなかった。江藤淳の『南洲残影』と、それに類する『アジア英雄伝』(坪内隆彦著、現「月刊日本」編集長)を、もう一度読み返し、アジアに生まれた「民族独立闘争の戦士」としての「西郷隆盛小沢一郎」について考えてみたい。






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敬天愛人フォーラムが第105回の講演会を開催する。



http://www.keiten-aijin.com/yamasaki.pdf
敬天愛人フォーラム21
第105回・イブニングセミナー



日時:平成25年2月26日(火)午後7時から9時。終了後懇親会あり。



演題は、最高裁の罠ー西郷隆盛小沢一郎

講師は、山崎行太郎


場所は、西郷隆盛会館(JR神田駅北口徒歩1分、城南信用金庫隣、千代田区内神田3−22−6 6階、
電話は、03−3252−3153(西郷さん)。



出席聴講を希望する者は、事前にその旨主催者に連絡して頂きたい。
http://keiten-aijin.com/yamasaki.pdf
keiten-aijin.com

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