文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

三宅久之の顔に「官房機密費」と描いてある?(笑)

相変わらず、恥も外聞もなく、テレビの政治番組に出まくって、怪し過ぎる謀略情報をネタに面白おかしく「民主党批判」や「小沢一郎批判」等を喋りまくる、新聞の政治記者上がりの政治評論家の三宅久之だが、彼の下品な顔とハゲ頭を見るたびに、僕は、「官房機密費、官房機密費…」とつぶやきたくなるのだが、はたして、それは、僕だけだろうか。おそらく日本全国の善男善女たちが、テレビ画面見つめながら、今日も、「官房機密費、官房機密費…」とつぶやいているはずではなかろうか。つまるところ、三宅久之なる新聞記者上がり(毎日新聞出身)の「政治評論家」がやっていることは、「新聞記者上がりの政治評論家」というものが、いかに信用出来ないか、いかにカネに汚いか、そしていかに官房機密費まみれの御用評論家であるか…という事実を、日々、具体的に証明して見せているということのようだ。むろん、怪しいのは「新聞記者上がりの政治評論家」だけではなく、テレビ朝日の番組に頻繁に登場して、必死になって、小沢一郎をこき下ろすという、御主人さまに命じられた役割を、忠実にこなしている田崎史郎共同通信)や星浩朝日新聞)などの現役の新聞政治記者も同様だろう。しかし、「官房機密費」問題を「新聞記者」や「政治評論家」だけに限定して論じていると「官房機密費」問題の本質を見失うことになる。たとえば、元外務省情報分析官・佐藤優氏は、「新潮45」に連載中の「外務省に告ぐ」で、現役外務官僚の「賭博汚染」の実態とともに、「官房機密費」が外務官僚にも渡っていることを、現金を受け取った経験者として生々しく証言している。

・・・一試合で数万円が動くこともある。昼休みに大使館の応接室で花札賭博をしたこともある。大使公邸で、一晩に数十万円が動く賭け麻雀が日常的に行われているので賭博に対する感覚が麻痺していた。特に麻雀隙で有名なのは丹波實氏だった。ソ連時代、モスクワの大使館に公使として勤務していたときの賭け麻雀は有名だった。当時、外務省では普通のサラリーマンが行う麻雀を「社会党レート」と呼んだ。これに対して、一晩で数十万円、時には100万円を超えるカネが動く麻雀を「自民党レート」と呼んだ。丹波氏の麻雀は「自民党レート」で有名だった。・・・
数十万、ときには数百万円負けた経験がある外務官僚はたくさんいる。・・・大使館、総領事館、日本政府代表部に勤務する外務官僚は「在勤手当」という第二給与が支給されるので、そのカネをためることで、博打の負け金の穴埋めをすることができる。「在勤手当」は外交活動を行うための経費だが精算義務がない。それだから堂々と博打の支払いに充てることもできるのだ。もちろん「在勤手当」の原資は日本国民の税金である。大相撲の賭博問題がこれだけ深刻になっているのだから、岡田克也外務大臣におかれては、外務官僚の賭博汚染についても本格的調査をされることをお勧めする。
(佐藤優『外務省に告ぐ』ー「新潮45」8月号)

マスコミや世間は、「大相撲野球賭博事件」で大騒ぎしているが、力士達がやっているという「大相撲野球賭博事件」」が大問題だというなら、外務官僚の「賭博事件」も大問題だろう、むしろこちらの方こそ「大事件」と言うべきだろう、というわけである。以上は「日々坦々」ブログ(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-553.html)からの孫引きだが、「官房機密費」問題については、同じく「日々坦々」ブログ氏は、佐藤優氏の文章を引用した上で、こう書いている。

官房機密費がマスコミに流れていることを本ブログでも再三取り上げているが、この官房機密費が官僚にも還流している実体を自らの体験をもとに指摘している。

橋本龍太郎政権時に当時首相秘書官で現みんなの党幹事長である、江田憲司氏から官房機密費30万円を渡されたことは、先に告白していたが、この記事の中で、さらに1998年当時外務審議官であった丹波實氏から

『「橋龍から、君に1本渡してくれということだ。俺には別途1本きている」と言って、白色の封筒を渡された』

ということだ。その中には新札で100万円が入っていて、当時、国際情報局の分析官だった佐藤氏は、

『「これでロシアにもっていくお土産やロシア要人に掴ませるカネができてよかった」と喜んだ』

と書いている。
この全額を仕事のために使ったと佐藤氏は言っているが、官僚やマスコミなどのモラルの低さ、程度がよくわかる。

また、主要国首脳会議など首相に同行して海外に出張する外務官僚には、ランクに応じて「金一封」が配られ、お小遣いになっていた、ということだ。
それはあくまでも収入であって税金を支払う義務があり、確定申告で贈与として届けでなければ、れっきとした脱税だと佐藤氏は指摘している。
(「日々坦々」ブログ…http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-553.html)

おそらく、これが「官房機密費」と官僚との関係の実態だろう。この側面からも徹底的に追求していくべきであるが、しかし、僕は、「官房機密費」の問題はこれでも不十分だろうと考える。実は、「官房機密費」問題は、「新聞記者」や「政治評論家」、あるいは「官僚」にとどまらず、いわゆる「b層」を狙ったマスコミ対策としての「テレビタレント」たち、特にお笑い番組やバラエティー番組等の司会などを担当している「お笑いタレント」たちにも、深く及んでいると考える。たとえば、ビートたけし爆笑問題テリー伊藤・・・。彼等には、「官房機密費」から直接的に現金は渡っていないかもしれないが、出演料などの名目で密かに渡っているはずであり、あるいは、彼等がレギュラーを勤める「テレビ番組」自体が「官房機密費」に深く汚染されている可能性すら否定できない。東京には、ビートたけしが司会を務め、三宅久之が常連の「テレビ・タックル」という限りなく怪しい討論番組があり、関西には「何でも言って委員会」とかいう、これまた、司会、出演者ともに怪しすぎるメンバーを揃えた討論番組があるが、これらの番組が、つまり番組総体として「官房機密費」と関わってるだろうことは容易に想像出来ることであって、全く無関係と言い切れる人はいまい。証拠書類や怪文書、あるいは当事者達の告白などに基づいて「官房機密費」問題を追及するだけでは、「官房機密費」問題の本質を見失うと言うか、逆に現在、今、ここで、起っているところの「官房機密費」問題の現場、その現場の隠蔽作業に貢献することになりかねない。






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