文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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「参院選挙」の争点隠しとしての「大相撲野球賭博事件」の政治学

参院選挙が終盤に近づくにつれて、大相撲野球賭博事件もいよいよ佳境に入ってきたというわけで、いよいよ警察だか検察だか知らないが、例によって例の通り、「正義の味方」気取りで、相撲部屋やその周辺への強制捜査を開始したようだが、あまりにも予定通りの行動なので、思わず吹き出してしまいそうになったところだが、それにしても、理事長代理の天下りポストを手に入れた上に、さらに検察の本当の目的は何なのか。別に知りたくもないが、あまりに手の内が見えすぎるので、皮肉の一つも言ってみたくなるというものだ。小沢事件、村木事件、三井裏金事件・・・など、数え上げればきりがないが、昨今の検察は、「検察の暴走」と言われるように不祥事件善ばかり引き起こし、検察の権威は地に落ちているわけで、今更「正義の味方」気取りで「大相撲野球賭博事件」なる擬似イベントをでっちあげてみたところで、見る人が見れば、一目瞭然というものだろう。それにしても参院選挙も終盤になり、選挙情報でもじっくり見てみたいと思うわけだが、世を挙げて「大相撲野球賭博」と「相撲改革」の話題ばかりで、なんとも締らない今日この頃である。鳩山内閣崩壊の直接の引き金になった沖縄の「普天間米軍基地問題」も、そして菅直人内閣の命取りとなりそうな「消費税増税」発言も、いつのまにか、大相撲野球賭博事件とガサ入れ騒動にお株を奪われて、忘れられようとしているが、これなら、「ご主人様」も、目的は達成というわけで、大いに満足していることだろう。結局、日本国民にとっては大相撲野球賭博事件こそ、大事件なのだ。ちなみに、村山某元検事を理事長代理にして、相撲界の構造改革を断行するつもりらしいから、そのうち力士達は丁髷を斬り、七三分けの髪と、さらにこれも外国人になじまないからという理由で、まわしも外し、ショート・パンツ姿で、大相撲ということになるかもしれない。

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