文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

国家とは何か。国家権力とは何か。暴力装置としての国家とは何か。

東京地検特捜部に人事異動があった模様だ。オザワ事件やムライ事件等でさんざん襤褸を晒しまくった検察の面々だが、みんな何事もなく、無事、予定通り栄転されたようである。とりわけ問題の佐久間特捜部長が、めでたく「検事正」に昇格されたようである。少々の不祥事やスキャンダルにもびくともしない。「我こそは国家なり」・・・。「神が存在しなければ、何事も許される」(ドストエフスキー)というわけか。さすがである。それとも、官僚の軍門に下ることによって政権の座に着いた菅内閣の誕生を待って、この人事異動は行われたのだろうか。

東京地検特捜部長に堺氏、佐久間検事は大津地検検事正に
時事通信 2010/06/14-22:43) 


法務省は14日までに、佐久間達哉東京地検特捜部長を大津地検検事正に、後任に堺徹東京地検公安部長を充てる人事を内定した。いずれも7月5日発令。
 佐久間氏は東京地検特捜部副部長、同総務部長を経て、2008年7月から現職。特捜部長在任中は、鳩山由紀夫前首相の資金管理団体友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件や、小沢一郎民主党前幹事長の資金管理団体陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記載事件などの捜査を指揮した。
 堺氏は1984年検事任官。旭川地検次席検事や東京地検特捜部副部長などを歴任。副部長時代には、旧緑資源機構の官製談合事件や元防衛事務次官汚職事件などを手掛けた。

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■以下は「無党派層」氏からのコメントです。かなり長いものですが、是非、ご一読を。

無党派層 2010/06/16 01:03



菅、岡田、北沢、前原、長島、仙谷、枝野が『日米同盟の維持、強化が何よりも優先する』、『日本と韓国、台湾の安全保障の為に沖縄は我慢しろ』、『ガタガタ騒いで政治問題化させるな』、『黙って基地を受け入れさえすれば見返りを与えてやる』と思っているのなら焦点である沖縄の地で候補者を立てて正々堂々と訴えさせて貰いたいものだと思う。場合によっては奴ら自らが立って訴えて見せてくれれば、多少は私の心にも奴らの言っていることを考えて見ても良いかな言うと思いが浮かんでくるかも知れないが、今の処、奴らの言っていることは全く私の頭には正論として認識されない。恐らく沖縄の人達だってそうであろう。

奴らがそれを本当に信じているのなら、言葉通り、奴ら自身が候補者として立候補してそれこそ政治生命をかけて身をもって訴えて見せれば良い。勝てたらそれこそ沖縄の民意が得られたと主張出来る。そうしたら大手を振って己らの信じる日米同盟の更なる深化、強化に突き進めるではないか。

奴らが出来ないのであれば、小沢氏を排除して実権を奪った現執行部の菅、仙谷、枝野はそれこそ政権与党として責任を持って沖縄の地に候補者を擁立すべきだろう。政権政党で選挙区に穴を開けるなどという事態など聞いた事がない。恥ずべき事態だろう。仙谷、枝野はさんざん小沢氏を批判してきたのだ、小沢氏よりうまくやれる自信があったのだろう、是非ともこれを機会にその一端でも垣間見せて貰いたいものだ。メディアに腐るほど露出してバックについている似非知識人などから仕入れた受け売りの話を尤もらしく話するのが幹事長の役割ではないし、執行部の役割でもない。優秀な仙谷、枝野のことだ、よもや負けるのが判っていて、しかも激しい非難と罵倒を浴びることが必至な厳しい選挙区に立候補する人間が見つからなかったなどと言う情けない理由などではよもやあるまい。

あえて言おこう。小沢氏であれば必ず候補者を擁立したであろう。小沢氏であれば例え負けても正々堂々と戦って負けたのであれば骨を拾ってやるからだ。菅、仙谷、枝野など政治家だけではなく人間として信のおけない人間に従ってあえて火中の栗を拾おうなどと言う人間はいまい。もしいたとしたらそれは単なる目立ちたがり屋か、余程奇特な人間であろう。

一方で今の執行部は大差で負けると沖縄問題に再度火がつくなどと言う尤もらしい理由で正当性を図ってはいまいか。安心したまえ。幾ら朝日を筆頭に大手マスコミが菅政権に協力して沈静化を図ろうとも、沖縄問題に対するB層などの関心は薄まりはしようとも、沖縄問題自体消えてなくなりはしない。避けて通ることは出来まい。何れ時期が来たらこの問題が再度焦点になるのだ。

沖縄に対して機密費などを使って切り崩しを図ったり、負担の軽減などと言った誤魔化すなど小手先の手段、卑怯卑劣な手段でもって解決など図れると思ったら大いに甘い。鳩山や平野が、官僚や似非知識人などの作った作文、愚策でもって沖縄に相対したことが、常に本土の人間に警戒と疑念を抱く沖縄の人達には通用せず、逆にそれが沖縄の人達に見透かされ怒りと失望を買ったのだ。

菅、仙谷、枝野、岡田、北沢、前原、長島などは鳩山や平野より自分達が偉い、自分達だったらと思っているかも知れまいが、私から見れば同じ穴の狢だ。どうせ官僚や似非知識人、朝日など大手マスコミに頼らざるを得ないだろう。特に大手マスコミの尻馬に乗り、また大手マスコミが持ち上げてくれたお陰で、人望も何もないにも拘わらず顕職につけたのだ。これからも大手マスコミには公私ともに依存し続けるしかないないだろう。恐らく大手マスコミも小沢氏及び社民党排除、国民新党の排除、消費税税率アップ、法人税減税などに対する見返りとして大いに力を貸してくれるであろう。その為、沖縄問題は暫くは何が起こっても大きく取り上げられず、例え取り上げられても小さく扱われるなど矮小化が図られていくであろう。そうなったらあれだけ騒いだB層の関心も何時もの様に薄れていくであろう。

だがそんなに事はうまく運ぶであろうか。大手マスコミ、特に朝日などは今相当傲慢な考えを持っているであろうが、いくら大手マスコミが沖縄問題の矮小化を図ろうとも、沖縄問題を消えてなくすことなど出来やしまい。愚弄される沖縄の人達が黙ってはいないだろうし、山崎先生や佐藤優氏を筆頭に私もそうはさせない。ネットやその他自分に出来るあらゆる手段でもって沖縄の人達を援護したい。私は本土の人間としてそうしなければならないと確信している。

何れにしても日米合意がどうだこうだと偉そうなことを言いつつ、それを沖縄の人達に対してきちんと訴えられない、訴えようとしない現政権の姿を見ていると、以前にも言ったがこの政権は鳩山と同様、小手先の手段、方法を駆使して延命を図ろうとするが早々にボロが出て、且つ内ゲバを行うなどして早々に崩壊すると断言しよう。稚拙な手段、小手先の手段だけで長期政権など担える訳がないし世の中はそれほど甘くはないのだ。

恐らく8月には鳩山の置き土産である日米合意に具体的な内容を加味して米国に報告しなければならないそうだが、そこでまた沖縄の人達を抜きにして話が進められるであろう。場合によっては何らかの強行手段を採る可能性もある。大手マスコミは今全能の神とでも自らを過信しているかも知れないが、そんな大手マスコミでも隠し通せない事態が生じる。また、そういった事態となったら理念、定見なき大手マスコミは早々に掌を返す。そうなったら中身のない、只単にマスコミの尻馬に乗っている現政権は持たないであろう。そう私は改めて確信している。


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