文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

政治評論家・森田実は、何故、自爆するのか?

政権交代によってもたらせられたもので、僕が、いちばん、関心をもっているのは、立花隆福田和也を初めとして、政治評論家、政治学者、政治ジャーナリスト、そして思想家や文化人等が、意識的か無意識的かはともかくとして、その正体を露呈したり、あるいはその正体を暴露されつつあるということだが、政権交代後、半年を経た今、政権交代を望んでいたはずの政治評論家や政治学者までもが、たとえば、「政権交代」の理論的指導者と言われているらしい北大教授・山口二郎を典型として、この進行しつつある歴史的現実が読みきれずに、迷走発言を繰り返し始めたようである。かつて西部邁等とともに「60年安保」の頃、左翼学生運動の闘士だった人物で、「森田派」という一派まで作り、それを指導していたが、その後、どういう経路をたどったのか知れないが、いつのまにか転向し、自民党サイドの立場に立つ保守系の政治評論家としてテレビを中心にマスコミで活躍したのが森田実であるが、「小泉・竹中構造改革」の頃、小泉批判の立場に立ったことから、植草一秀早大教授等ともに、テレビ画面から消えたことは記憶に新しいが、自民党が自滅し、民主党への政権交代後、森田実も念願のテレビ画面復帰を果たすかと思っていたら、どうもそうではないらしい。森田は何をしているのか、と思っていたら、とんでもないことになっているらしく、森田もまた、この政権交代という現実に対応しきれずに、馬脚を現しつつあるようだ。森田は、いつの頃からか、「小沢一郎嫌い」を公言しているが、頑なに「小沢嫌い」に凝り固まっているらしく、それ故に政界を取り巻く現実が見えなくなっているらしく、「小沢一郎追放こそ政権交代である」等と言わんばかりに、民主党内の「反小沢」グループと連携して、こんなことを言っている。やはり、「森田実も終わったなあー」と言わざるを得ない。

■『参院選後に小沢は与謝野内閣をつくろうとするでしょう/民主党Q議員』/森田サイト
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/219.html
投稿者 仁王像 日時 2010 年 3 月 26 日 20:14:51: jdZgmZ21Prm8E
(回答先: 政界で広く深く展開され始めた小沢一郎氏の「次の工作」/反「小沢独裁」の世論広がる/森田実 投稿者 仁王像 日時 2010 年 3 月 26 日 20:12:53)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C06201.HTML
2010.3.24(その1) 森田実の言わねばならぬ【254】
平和・自立・調和の日本をつくるために[254]




《今日の一言》民主党のQ氏議員からの力強い訴え「われわれは小沢支配に抗して民主党を革命するために戦います。応援してください。民主党は民主主義の政党に生まれ変わらなければなりません」

「われわれの自由とは、今日、自由になるために戦う自由な選択以外のなにものでもない」(サルトル

 旧知の民主党議員Q氏に偶然出会って話をした。以下、Q議員の話を要約する。

《森田さんの「言わねばならぬ」は毎日読んでいます。ご意見に賛成です。民主党内で小沢・鳩山体制を支持している議員は数だけでいえば少数派だと思います。過半数は本音レベルでは小沢・鳩山批判です。ただ、小沢側が戦闘集団化しているのにこちらはバラバラ。小沢一派は強大です。カネもあります。どうも組織固めのためカネを使っているようです。いまは対等には戦えませんが、反小沢のグループが数多くできています。いずれ小沢は批判派のわれわれを切り、政党助成金を独り占めしようとするでしょう。参院選のあとが第一回目の決戦の機会になります。小沢一郎公明党創価学会と手を結ぶと思います。自民党の与謝野氏や園田氏とも連携していると民主党内ではみられています。

 第二回目の決戦の時はおそらく年末です。このとき、小沢はわれわれ党内の批判派を追い出そうとするでしょう。このときが小沢との大決戦になります。小沢がわれわれ批判派を切るなら、われわれは新党を結成します。

 もうこれ以上、小沢・鳩山に日本の政治をまかせておくことはできないと思います。民主党は小沢・鳩山を越えないと分解してしまいます。

 森田さんが言っているように、09・8・30政権交代は「裏切られた革命」になってしまった。この責任は小沢・鳩山だけでなくわれわれにもあります。われわれの力でけじめをつける必要があります。もう少し見守っていてください。》

 最近、稀なる希望のもてる話を耳にした。小沢独裁政治が横行したら日本は滅ぶ。もしも民主党内の反小沢派が私を必要とするなら、お手伝いをしたいと思っている。

小沢一郎幹事長を批判した生方幸夫衆議院議員の副幹事長解任と撤回事件が問題になっている。ミルトンは「言論の自由を殺すことは真理を殺すことである」と言ったが、言論の自由の圧殺は民主政治を殺す。生方氏は副幹事長に戻ったとはいえ、言論の自由の圧殺のようなことをする小沢一郎氏は幹事長を辞任し、政界を去るべきであると思う]

■政界で広く深く展開され始めた小沢一郎氏の「次の工作」/反「小沢独裁」の世論広がる/森田実
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/218.html
投稿者 仁王像 日時 2010 年 3 月 26 日 20:12:53: jdZgmZ21Prm8E
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C06205.HTML
2010.3.25(その2)森田実の言わねばならぬ【258】
平和・自立・調和の日本をつくるために[258]
《今日の一言〈Ⅱ〉》政界で広く深く展開され始めた小沢一郎氏の「次の工作」/反「小沢独裁」の世論広がる/民主党ベテラン議員の側近からの電話

「隗より始めよ」(『戦国策』)




 民主党ベテラン議員の側近から電話をもらった。

 最近、政界は激しく動いている。今夏の参院選後の政界再編をにらんでの動きと見られている。民主・公明の連立内閣(閣外協力)への動きも始まっている。小沢一郎氏と与謝野馨氏の連携も進んでいる。同時に民主党内の締め付けが強化されている。民主党は危ない方向へ進んでいる。ベテラン議員はこう語った。

 《森田さん、しばらくです。野党時代、森田さんに大変お世話になりました。感謝しています。ただ、森田さんが民主党が政権をとると同時に「反権力」を宣言され、政治権力には協力しないといわれましたので、森田さんとの付き合いは遠慮していました。しかし、森田さんのホームページの「言わねばならぬ」は読んでいました。はじめの頃は「きびしい」と思っていましたが、最近は当然の批判と思っています。

 私たちは小沢支配を認めてはいません。ただ、相手が強いので、なかなか攻め手がないのです。小さな会議を開いても、すぐ幹事長室につかまれてしまいます。いまの民主党は異常です。小沢幹事長の親衛隊の網が党内に張りめぐらされています。昔のスターリン体制下のソ連共産党のようになってきていると思います。民主党内では自由な活動が制限されています。

 ただ、最近になって、「このままではいけない」という考えの人が増えてきています。会議も開きやすくなりました。近々、少人数の会議を開きます。講演に来てくれませんか。》

 私は了承した。「民主党内の反小沢・鳩山の会が私(森田)を講師として招ねいてくださるなら参加してもよいです」と答えた。批判も自己批判もない独裁的政党は危険である。そんな政党はいらない。解体しなければならない。

 ベテラン議員の側近はさらにこう付け加えた。

 《小沢さんの動きは参院選後を考えた上で行われていると思います。まず、民主党公明党の連立内閣です。民主党内のベテラン議員はこの動きに気づいています。もう一つは自民党への工作です。小沢氏と与謝野氏の関係は密接です。民主党内では、小沢さんはポスト鳩山の首相候補として与謝野氏を考えているとの説が広がっています。与謝野氏を中心とする自民党分派と公明党小沢民主党の三派連立内閣が参院選後に登場する可能性があります。実質的には小沢政権です。われわれはこの流れを止めたいと考えています。》

森田は、政権交代が、「小沢一郎」主導でなされたという現実を、「小沢嫌い」という個人的な感情から受け入れることが出来なくなっているらしい。森田が、「終わった」という僕の感想の根拠が、ここにあることは言うまでもない。「小沢嫌い」だからといって、「小沢一郎抜きの政権交代」が、そもそもありえただろうか。少なくとも、森田が、自民党政権に見切りをつけ、政権交代を望んでいたとすれば、小沢一郎なしで、その政権交代が可能であると考えていたするならば、それこそ勘違いも甚だしいしと言わなければならないし、あるいは、小沢一郎の力を借りて、第一段階の政権交代を果たし、その次に「真の政権交代」を果たすためには、「小沢一郎潰し」をやる必要があると考えているとすれば、それまた、政治評論家としては勘違いも甚だしいと言わなければならない。もし、後者だとすれば、「政権交代つぶし」を果たすためには、まず「小沢一郎つぶし」をやる必要があると考えて、「小沢一郎つぶし」に全力を傾ける検察、マスコミ、自民党等の「旧体制勢力」と、結果的に共闘するということになる。言い換えれば、今の時点での「小沢潰し」に加担するとは、「生方幸夫」やその背後に蠢く枝野某や野田某等と同様に、要するに自民党、検察、マスコミへ援護射撃をすることに他ならない。森田は、民主党内の「反小沢派」に加担しているようだが、それは、要するに、政権交代を望んでいながら、森田が、今や典型的な「反革命的存在」に堕落しつつあるということである。気の毒だが、森田が、孤立し、迷走するのは当然であろう。






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