文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

マンガ右翼・小林よしのりよ、『アイヌ論 スペシャル』を出してみろよ。買ってやるから。(笑)

小林よしのりは、『わしズム』で、「大和民族の文化を残すと言って日光江戸村にチョンマゲで暮らす奴に国が補助金を出せるはずがない! 失われた文化を人工的に復活させようとする計画に国民の税金を使っていいのだろうか? その辺も含めて聞きたいと思ったのに、ウタリ協会は、何度、取材や対談の申し込みをしても、すべて断ってきた! これでわしが描いたことに抗議でもしてこようものなら、わしは本当に怒る! もっと描いて『アイヌ論 スペシャル』を出してやる!」(『わしズム』2008/11/29)と息巻いていたはずだが、多原氏らが内容証明つきで抗議したからか、あるいは佐藤優氏や鈴木宗男氏等が批判したからか知らないが、あっさりと『アイヌ論』からは引き下がり、誰も反対しないような、通俗的、大衆的な『天皇論』へ急に路線変更し、逃げたように見えるが、これは僕の錯覚だろうか。小林よしのりとしては、『天皇論』でお茶を濁し、『アイヌ論』からは、うまく逃げたつもりだったろうが、残念ながら、小林よしのりアイヌ論の粗探しをしている「男」がいたために、そうはうまく行かなくなったようである。つまり、僕が、「部落解放」に小林よしのりアイヌ論のダブルスタンダードと論理的破綻について書き、それを『世界』という岩波書店の雑誌で、古木氏が紹介したことから、小林よしのりとしても黙っていられなくて、『ゴーマニズム宣言』でも取り上げざるを得なかったのだろう。そこで、またまた爆笑ものの奇妙奇天烈なアイヌ同化政策擁護論を反復して、天下に大恥を曝している。これじゃー、さすがの「ネット右翼」諸君も、最近はそれなりに勉強しているらしいから、「先生、ご乱心を…」というわけで、ちょっと、ついていけんわなあ。小林よしのりは、何の躊躇もなしに、「本当は北海道百年の『アイヌ民族誌に書かれていたとおり、民族問題としてのアイヌ問題は1960年代に終わっていたのだ。」と書くが、この言葉が何を意味するかを、わかっているのか。それは、アイヌに対する「民族浄化政策(エスノ・クレンジング)が完了しました。」ということを意味しているのだ。よかったなあー、小林よしのり君。(続く)




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