文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

また国策捜査か? 地検特捜って、自民党御用組織? いつも政治的にしか動かないの?


「政治的」「党派的」な陰謀・謀略の匂いがすることは前にも書いたが、いわゆる「郵便不正事件」が、厚生労働省の現役局長までが逮捕されたということで、いよいよその陰謀・謀略の全貌が露呈してきたようだ。下記の記事によると、最初からターゲットは、民主党の某代議士に絞られていた模様で、これまで、この代議士のルートに限定して執拗な取調べが続いていたらしい。つまり障害者団体の郵便不正利用事件は隠れ蓑であって、大阪地検の本当の狙いは、民主党の某代議士の「口利き」問題にあるようなのだ。ちょうど、「西川人事」問題で、誰かに脅迫されたかのように、麻生首相が心変わりし、「西川更迭」ではなく、鳩山邦夫総務相の方の「更迭」を決定し、「西川続投」が確定した日、その見返りとしての麻生政権を応援するかのように、すべてが動き出したようだが、これは、小沢・西松事件の場合と同じ「事件の構図」だと言っていいいだろう。

(産経新聞)


大阪地裁(植野聡裁判長)は11日、郵便制度悪用事件で大阪地検特捜部が再逮捕した障害者団体「白山会」会長守田義国容疑者(69)の拘置延長について、「捜査に疑問を感じる」といったん認めた期間の延長を取り消し、3日間短縮する決定をした。

 弁護人が10日に「懇意の国会議員に依頼をした経緯ばかり連日調べられ、別件捜査だ」と延長取り消しを求め、準抗告していた。

 植野裁判長は決定理由で「証拠隠滅や逃亡の恐れがある」と拘置の必要性は認めた。その上で「(議員との関係は)郵便法違反事件の処分を決める際に解明が必要な事情とは認められない」と指摘。さらに「捜査の在り方に疑問を感じる。拘置は無限定に許されるものではない」とした。

 守田容疑者はこれまで、2件の郵便法違反罪で起訴され、5月29日には同法違反や私文書偽造・同行使容疑で3度目の逮捕をされた。

この引用文の中の次の文章に注目していただきたい。

 弁護人が10日に「懇意の国会議員に依頼をした経緯ばかり連日調べられ、別件捜査だ」と延長取り消しを求め、準抗告していた。(中略)その上で「(議員との関係は)郵便法違反事件の処等義理分を決める際に解明が必要な事情とは認められない」と指摘。さらに「捜査の在り方に疑問を感じる。拘置は無限定に許されるものではない」とした。


「懇意の国会議員に依頼をした経緯ばかり連日調べられ、別件捜査だ」…。これは、明らかに大阪地検が、最初から、民主党の某代議士に狙いを絞っていたということを意味しているだろう。むろん、この事件の捏造は、民主党にたいする選挙妨害の疑いが濃厚であると同時に、麻生政権への「助け船」という意味があると言わなければなるまい。言うまでもなく「郵便不正事件」と「鳩山総務相更迭事件」とは、一見、まったく無関係のように見えるが、実は同じコインの表と裏の関係にある。麻生首相は、政権延命と選挙対策として、「鳩山総務相切捨て」と「西川続投」を受け入れたのかもしれない。それを麻生首相に進言したのは、安倍晋三菅義偉だつたというから、話は出来すぎている。安倍晋三菅義偉は、首相官邸に乗り込んで、鳩山総務相の「悪口」と「裏切り」を延々と麻生首相に耳打ちしたらしい。そんな子供騙しの噂話を耳打ちする方もどうかと思うが、またそれを大真面目に聞き、すっかり信じ込む麻生首相も、やはり相当の低脳だといわなければならない。いずれにしろ、この大阪地検の政治的動きの背後には、漆間巌官房副長官あたりが控えており、漆間巌安倍晋三元首相あたりと日夜、打ち合わせと情報交換を、確証はないが…(笑)、頻繁に行っているはずであり、いかにも断末魔の自民党の最期を飾るにふさわしいコンビの暗躍で、戦後の自民党史の幕引き役として、ピッタリだろう。おそらくこの不正郵便事件は、民主党ではなく、自民党代議士が絡んでいたら、こんな事件には発展しなかっただろうし、厚生労働省の現役局長逮捕もなかっただろう。まことに「いやな感じ」のする時代である。






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