文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

鳩山邦夫総務相、辞任か…。

かんぽの宿疑惑」追及から始まった鳩山邦夫総務相の、日本郵政株式会社や西川善文日本郵政社長、竹中平蔵氏等、いわゆる「郵政民営化」グループへの攻撃は、政財界やアメリカ資本をバックにした元総務相菅義偉氏らの脅迫と策謀にもかかわらず、一向にとどまる気配がなく、一貫して強気の姿勢を崩していないが、おそらく政権維持を第一原則とする麻生官邸は、小泉純一郎竹中平蔵グループの残党である「小泉チルドレン」の造反・離党のブラフの前に、だいぶ腰がぐらついている、と見ていい。昨日は、「鳩山辞任か」というニュースも流れたようだが、おそらく誰かが意図的に流したガセ情報だろうが、しかし現実的には、鳩山邦夫の政治的孤立化は明らかで、場合によっては「鳩山辞任」もないとはいえない情勢になってきたと言っていい。もし鳩山辞任ということになれば、「かんぽの宿疑惑」の追及も、「郵政民営化見直し」の論議も、そして「西川善文日本郵政社長」の責任問題も吹っ飛ぶことになろう。麻生首相が、政権維持に固執するあまり、「小泉・竹中構造改革」グループの脅迫に屈するならば、二、三ヶ月の政権存続は可能かもしれないが、しかし自民党は、政権交代による下野にとどまらず、もう二度と立ち直れないような深い傷を負うだけでなく、致命的な党の内部分裂、内部崩壊を招くことになろう。鳩山邦夫という政治家は、ついこの間までは、法務相として次から次に死刑執行に署名したり、「友人にアルカイダがいる…」とかなんとか、わけの分からないことつぶやく、単なる「奇人変人」に過ぎなかったが、おそらくそれは世を忍ぶ仮の姿で、実際はその才能を開花させるべき舞台がなく、仕方なく才能を持て余し、余技に逃避していたのだろう。しかし、ここに来て、鳩山邦夫という政治家は水を得た魚のように、見事に変身し、鳩山邦夫氏への僕の評価も、百八十度、転換したが、さらに言えば、今の自民党を立て直す気骨と才能と実力を備えた政治家は、「軟弱」と「アル中」の正体を露呈して大恥をかいた安倍晋三氏や中川昭一氏等、口先だけ勇ましい「偽装保守政治家」等ではなく、「小泉・竹中構造改革」グループに全面対決を挑んで、一歩も退こうとしない鳩山邦夫しかいない、と思う。いずれにしろ、麻生首相の役目は、どう転んでも、後、二三ヶ月で、実質的にもう終わったのだから、いたずらに政治的妥協や取引を繰り返すのではなく、つまり自民党という国民政党の歴史に泥を塗るのではなく、最後の花道として、「小泉・竹中構造改革」グループを政治的に抹殺すべく、政権交代による自民党の下野、そしてその後の健全・素朴な国民政党としての自民党への再建・再構築をも視野にいれた上で、解散・総選挙に打って出るべきである。しかしやはり、漢字も読めないと揶揄される麻生太郎氏に、それを求めても無理だろう。一日でも永く総理総裁の椅子に座っていたいというだけがモットーの「お坊っちゃま」君には、「野垂れ死解散」、ないしは「崖っぷち解散」しかないだろう。とすれば、あるいは鳩山辞任も…。




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