文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

『かんぽの宿疑惑』対決は鳩山総務相の負けか?


全国郵便局長会通常総会に出席した鳩山総務大臣(中段左)と日本郵政西川善文社長。隣に座りあわせても目も合わせない=17日午前、千葉市幕張メッセ 




小沢辞任後の新民主党の人事は、「岡田幹事長、小沢代表代行」で決着したようだが、この人事はおそらく大きな火種を残した人事で、早速、参議院小沢グループが「岡田幹事長」に猛反発したことから見ても、このまま何事もなく行くとはとても思えない。闘争心の欠如した「オトモダチ」新執行部に、小沢一郎氏が、いつ愛想を尽かすのか、興味あるところだ。ところで、一方、『かんぽの宿疑惑』をめぐって続けられてきた鳩山総務大臣日本郵政西川善文社長との全面対決だったが、当初は鳩山総務大臣が一方的に押しまくっていたはずだが、ここへ来て、社長人事が、麻生官邸に近い策士・菅義偉氏の登場もあって、ほぼ西川善文社長の「続投」ということで決着しそうな雲行きである。菅義偉氏は、おそらく「小泉・竹中構造改革」を支援している財界グループ、要するに奥田前経団連会長らと通じた上で、鳩山包囲網を構築しているものと思われる。つまり、麻生官邸が、西川善文社長の「続投」ということで、「小泉・竹中構造改革」一派と「手打ち」をし、その結果、鳩山総務大臣が「梯子をはずされる」ことになったのであろうが、鳩山総務大臣が、このまま黙ってひきさがるかどうか、鳩山総務大臣の政治生命もかかっているわけで、おおいいに見ものである。

鳩山Vs西川、続く“さや当て” 全国郵便局長会 民営化の道のり遠く (1/2ページ)
2009.5.17 18:45産経新聞


日本郵政西川善文社長の再任をめぐり、鳩山邦夫総務相との対立が深まる中、全国郵便局長会総会が17日、千葉市幕張メッセで開かれた。来賓席に並んだ西川、鳩山両氏は目も合わせないピリピリしたムード。自民党有数の「集票マシン」として知られてきた郵便局長会だが、西川氏が進める民営化路線への反対は根強く、その票の行方をめぐり与野党の綱引きは続く。郵政民営化から1年半。その道のりはなお険しい。(酒井充)


 「かんぽの宿の譲渡問題ではメチャメチャなことが平気で行われていた。郵政文化を邪魔するものとは正義感を持って戦い抜く」

 先にあいさつに立った鳩山氏は総務省が用意した原稿を読むのを途中でやめ、西川氏が進めた「かんぽの宿」のオリックスグループ譲渡問題を徹底批判。壇上から「真剣に取り組んでもらいたい」と後方の西川氏をにらみつけた。

 一方、西川氏も強気を崩さなかった。「日本郵政のサービスは既存の民間企業の後追いがほとんど。まだまだ物足りない」と郵便局に残る“お役所気質”を手厳しく批判。「私自身が責任をもってグループ全社を挙げて改革の推進に取り組んでいく」と述べ、続投を宣言した。

 「かんぽの宿」問題で鳩山、西川両氏の確執は決定的となった。鳩山氏は6月末の株主総会を前に「西川降ろし」に奔走したが、自民党内の混乱を恐れた元総務相菅義偉選対副委員長らに阻まれ、孤立化していった。日本郵政は今週初めにも役員人事を内定する指名委員会を開く予定で西川氏の再任は既定路線化しつつある。

 実は鳩山氏は郵便局長会総会までに西川氏の自発的な辞任を取り付けたいとの思いがあったようだ。鳩山氏があいさつ後早々に退席したのは無念さの表れともいえる。

 郵便局長の集票力は数十万票といわれ、まだまだ衰えていない。日本郵政を舞台にした政府・与党の日本郵政の内紛に乗じるように野党幹部らは次々に会場に駆けつけた

★人気ブログランキング★に参加しています。一日一回、クリックを…。ご支援、よろしくお願いします。尚、引き続き「コメント」も募集しています。しかし、真摯な反対意見や反論は構いませんが、あまりにも悪質なコメントは、アラシと判断して削除し、掲載しませんので、悪しからず。(↓↓↓)
人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ