文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

東京地検検事こそ総辞職せよ、とでも言うべし。

dokuhebiniki2009-03-19



麻生太郎氏は、総理大臣とは言いながら、まことに幼稚な知能の持ち主らしく、小沢民主党党首の秘書逮捕について、国会審議の過程で、福島社民党党首の質問に、「違法だから逮捕したんでしょう?」というような答えを何回も繰り返したらしいが、これはまさしく、「検察」や「検事」を単純素朴に、世に蔓延る「悪」を、天に代わって成敗する「正義の味方」と妄想し、何の疑いもなく、その「正義の味方」に一方的に拍手喝采する、純朴な子供たちの言い出しそうな言葉だといっていいかもしれない。しかし、それを子供ではなく、大の大人が、しかもこともあろうに、日本国の総理大臣が言うのだから、世も末である。「推定無罪」という言葉も思想も、この総理大臣氏の脳味噌には入っていないらしい。ところで、今回の「小沢氏秘書逮捕」事件ほど、「検察=正義の味方」的な図式がくずれ、検察という組織の存在や行動、そして情報リークこそが、犯罪や事件の温床であり、ある場合には、検察という組織こそ逮捕され起訴されるべき犯罪集団でありうる可能性があるということを、天下に知らしめた事件は珍しい。おそらく、国民の多くは、いつかは自分の身にも、検察という魔の手が忍び寄ってくるかもしれないと思って、一瞬、ひやりとしたに違いない。検察は、「違法だから逮捕したんでしょう?」と呑気に言っていられるのは、検察幹部の某氏と事前に密談し、「小沢民主党党首秘書逮捕」というヤラセ捏造を前提に打ち合わせを済ましている麻生総理とその関係者だけだろう。スターリンの粛清政治や北朝鮮政治犯罪者作りの構図と、つまり、その犯罪の捏造、犯人の逮捕、情報リークによる犯人とその関係者の社会的抹殺の陰謀の仕方がよく似ていると言わなければならない。、ところで僕は、これまで、検察側が一方的にリークし、新聞やテレビがそれを、「待ってました」とばかりに、いわば、「これぞ真実だ…」とでも言うかのように、検察のリークした情報を鵜呑みにして、真実らしく報道する西松建設の政治献金の実態、あるいは小沢民主党党首の秘書の言動などについて、まったく触れないで来たが、それは、リーク情報に反論するにせよ、批判するにせよ、いずれにせよ、検察側が設定した「犯罪ゲーム」に参加することは、検察側の土俵に上ることであり、むしろ今回の事件捜査で一番先に問うべき「検察の暴走」や「検察の犯罪」の実態の告発を放棄することであり、つまり小沢氏秘書の犯罪事実を前提に、なかばそれを容認する形でしか議論できない、と考えたからである。しかし、今日までの「小沢民主党党首秘書逮捕」事件の展開を見ていると、異例ともいうべきかも知れないが、今回の事件捜査で一番先に問うべき「検察の暴走」や「検察の犯罪」の実態の告発が、ネットやフリージャーナリズムを中心に盛り上がり、検察や政府、マスコミが結託して作ろうとしている、「違法だから逮捕したんでしょう?」というような思想レベルの稚拙な「土俵」は崩壊しつつあるように見えるが、どうだろうか。というわけで、今や、辞職すべきなのは小沢民主党党首ではなく、東京地検の検事たち、あるいは東京地検特捜部に政権延命の助け舟を求めた哀れな宰相・麻生太郎の方であろう。ところで肝心の「西松建設政治献金問題」の方だが、情報操作の効もなく、検察の描いていたストーリーは、ことごとく破綻しつつあるようだ。たとえば、二つの政治団体西松建設のダミーだった、だから違法だ、と言うことに関していうと、ほとんどの政治団体
いわばダミーである。何故、西松建設政治団体だけが違法なのか。検察は、どう説明するのか。さらに、西松建設政治団体は、活動実体のないペーパー団体だったという点に関しても、検察側の主張は崩れる。西松建設政治団体は、小なりとは言え、パーティーを行うなど、活動実態はあった。さらに事件を拡大して、「利得斡旋収賄罪」iに関しても、検察やマスコミは、意図的に、小沢民主党党首を悪の権化に祭り上げたいらしく、土建業界における小沢一郎の政治力を過大評価する情報を流しているが、現在の小沢一郎は、党首とはいえ、単なる一野党党首であって、「利得斡旋収賄罪」にふさわしいような政治的役職についていない。「利得斡旋収賄罪」を調査したければ、自民党議員を調べれば、間違いなく、それにふさわしい政治家にたどり着くだろう。いずれにしろ、検察や政府、マスコミが一体となって試みつつある事件捏造劇は、つまり検察の描いていたストーリーは、情報操作の効もなく、ことごとく破綻しつつあるようだ。検察、政府、マスコミ幹部は、責任を取って、総辞職すべきである。




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