文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

テリー伊藤よ、帽子ぐらい取れよ。しかし、「総理に聞く」に「テリー伊藤」ごとき二流の電波芸者を使うとは、自民党も堕ちたものだな。昔は、江藤淳のように、その時代を代表する一流の文化人しか選ばれなかったはずだが…。

dokuhebiniki2009-03-18



NHKの「総理に聞く」という番組は、新しく総理総裁に選ばれた人にとって、総理総裁としての立場から国民に語り掛ける、最初の重要な晴舞台であったと思うが、それ故に、インタビュー役の存在も、かつての江藤淳等に象徴されるように、その時代の保守思想を体現する、それなりに重要な人物が選ばれていたはずだが、近頃はそれがどういうことになっているのか知らないが、インタビュー役の存在がどんどん軽くなり、思想的にも軽薄そのものの人物が選ばれるようになっているらしい。なんと、今回のNHKの「総理に聞く」という番組においては、驚くべきことに、麻生総理総裁のインタビュー役を演じたのは、二流のゴマすり電波芸者テリー伊藤」だったそうである。堕ちれば堕ちたものである。「テリー伊藤」ごとき二流の電波芸者を使うとは、自民党官邸が、今や眼も当てられないぐらいに、思想的に軽薄化し、政治的にも劣化している証拠と言わなければなるまい。僕は、以前、小渕内閣誕生の直後、NHKの「総理に聞く」という番組で、インタビュー役に城山三郎という大衆・通俗作家が登場し、小渕新総理を前に、偉そうに天下国家を議論しているのを見て、大衆・通俗作家城山三郎ごときを前に、平身低頭している新総理総裁に、強い違和感を感じたことを覚えているが、その頃から、総理総裁の思想的、政治的レベルが、あるいは文化的レベルが急速に低下、劣化して行ったことを、日本国民の多くも感じ始めているのではなかろうか。NHKの「総理に聞く」という番組も、支持率低下、不人気に悩む麻生太郎内閣が試みているメディア対策の一環なのだろうが、「テリー伊藤」ごとき二流の電波芸者をインタビュー役に使うなら、やらない方がましであろう。日本国民の知的レベルを、つまりどの国の国民よりも、学歴や教養や、知性や思想にうるさい日本国民の政治的、思想的レベルを、舐めるのもいい加減にしろ、というのが、大方の意見だろう。テリーが、打ち合わせどおりに、麻生総理の「漢字の読み間違い」問題について質問したら、早速、麻生氏は、「原稿をあまり見ないから…」と答えたらしいが、これこそ馬鹿丸出しの応答であり、開いた口が塞がらないというものだろう。他人の書いた「原稿を棒読みしたから…」、未曾有を、「みぞゆう」と誤読したわけであって、逆に麻生氏の言うとおりに、原稿を見ないで発言したなら、「みぞゆう」という日本語が存在しないことに、日本人なら小学生でも気付くだろう。「語るに落ちる…」とはこういうことを言うのだろう。そもそも、「総理に聞く」という番組のメイン・テーマが、総理の「漢字の読み間違い」問題というのも、日本の恥である。





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延世大學創設者の一人、Underwood教授立像。
洋風建築の校舎(Underwood教授館)と広い延世大學キャンパスで... 。