文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

佐久間特捜部長は、森喜朗周辺を、何故、捜査しないのか? 森元首相周辺が仕組んだ「国策捜査」だからだろうか。


西松建設不正献金事件で、小沢民主党党首を引き摺り下ろすべく、その大久保秘書逮捕に続いて、国民の「国策捜査」批判の声に煽られるかのように、東京地検特捜部が慌てて捜査のバランスをとって、国策捜査批判をかわそうとしたのかどうか知らないが、自民党の二階経産大臣周辺にも捜査の手が伸びようとしているという情報が飛び交っているようだが、不思議なのは、同じように西松建設企業献金リストに名前があり、元首相にして麻生政権の後見役とも言うべき「森喜朗」周辺に対する捜査の情報が、まったく出てこないことだが、これには、何か特別な理由か根拠でもあるのだろうか。森元首相は、自民党の最大派閥「清和会」の実質的なオーナーであり、小泉、安倍、福田、そして麻生の各政権の生みの親であり、ということは、つまり、党首とはいえ、野党党首にすぎない小沢氏などとは比較にできないほど、今、もっとも政権の近くにいて、様々な利権の甘い汁を吸っている政治家のはずだが、献金リストに名前が出ているにもかかわらず、まったく捜査の手が森元首相の周辺に伸びないとは、まことに不思議なことである。森元首相と言えば、石川県選出の国会議員であり、北陸新幹線の工事を西松建設が受注しているのであるが、ここに森元首相は、元首相として、また最大派閥「清和会」を率いるオーナーとして、西松建設献金リストに名前が登場しているにもかかわらず、まったく関係ないというのだろうか。まことに不思議であり、不自然である。今回の東京地検特捜部の捜査が、麻生官邸と検察が打ち合わせた上での「出来レース」、要するに「小沢一郎潰し」を狙った「国策捜査」ではないのか、という国民の多くが感じている疑惑が、当たらずとも遠からず、ということになるのだろうか。それにしても、スケープゴートにされそうな二階大臣こそ、気の毒である。小沢氏、二階氏、ともに旧田中派経世会の流れの中にある政治家だが、旧田中派経世会に関係する政治家たちは、田中角栄逮捕事件以来、つねに「金権政治批判」の矢面に立たされてきたわけだが、彼らが、今、狙われているのも、そこに原因の一つがあるのかもしれない。むろん、清和会やその他の派閥が金権体質でないわけはなく、旧田中派経世会の「金権体質」イメージは、彼らを追い落とそうとする日米連携の某グループのイメージ操作に過ぎない。ところで、昨日か一昨日、巨悪・森喜朗氏は、検察当局と打ち合わせでもしているのかどうか分からないが、西松献金事件の捜査状況等、まったく気にならないらしく、沖縄で、陳腐この上ない日教組批判を意気揚々とぶち上げて、輿石東民主党参院議員会長を、「違法なカネを集めて当選してきたことは皆さんもご存じの通りだ」と批判したらしい。この発言、何が何だかよく分からないと言うか、盗人猛々しい発言だが、要するに森喜朗氏は、金集めの悪知恵は発達しているのかもしれないが、相変わらず脳味噌の方は幼稚で浅薄であるな、とでも言うしかない。永田町では、与野党を問わず、「政治とカネ」問題で戦々恐々としている時に、森元首相が、こんな能天気な発言をしていられるのは、何故か。政権交代小沢一郎氏が首相の座に着くことを恐れたCIAと清和会が、裏で密かに結託して、今回の「小沢一郎潰し」を狙った「西松建設不正献金事件」をデッチアゲたという情報もあるが、はたしてどうだろうか。


森元首相、民主・輿石氏は「違法なカネで当選」 日教組を批判


 自民党森喜朗元首相は9日、沖縄県沖縄市での会合で、日教組出身の輿石東民主党参院議員会長について「違法なカネを集めて当選してきたことは皆さんもご存じの通りだ」と発言した。山梨県職員組合が輿石氏の選挙資金を組織的に集めたとされた問題を念頭に日教組を批判する趣旨だが、民主党から「不適切な発言」との反発が出そうだ。

 森氏は日教組の在り方に疑問を呈しながら「民主党政権ができれば、恐らく文部科学相日教組出身の議員を据えることになる。これが圧力をかければ日本の教育を根底からおかしくしてしまう」と強調。「日本の将来にとって大きな禍根を残す」と述べた。(00:25)


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