文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

佐藤優が「サン・プロ」でオバマ新大統領の政治思想の深層構造を分析。

佐藤優氏が、田原総一郎司会の「サン・プロ」に登場し、オバマ新大統領の演説における政治思想の深層構造を分析したようだが、佐藤優氏としてはこれがテレビ初登場とか。相変わらず精力的である。僕は、前日(土曜日)、夜明け方まで飲み、朝帰りしたので、日曜日の「サンデープロジエクト」は見過ごしたが、動画が「えっつい」さんのブログ(http://ameblo.jp/emercury/day-20090126.html)にあったので、ここにも転載しておこう。オバマの演説の中では、宗教の問題が重要なポイントになるらしいが、つまりオバマは、アメリカを支えるものとして従来のキリスト教ユダヤ教に混じってヒンズー教無神論にも言及したらしい。何故、オバマは就任演説でヒンズー教に言及したのか。佐藤優氏によると、オバマとしては、イラクの戦線からは撤退するが、アフガニスタンでは、インドを味方にした上で、アルカイダタリバンと言ったイスラム・ゲリラと徹底的に戦う用意があるという態度表明らしい。いずれにしろ、オバマ演説から、ブッシュと変わらない「戦う平和主義者・オバマ」のイメージを読み解く佐藤氏の分析は鋭い。アメリカの金融危機に始まる経済的衰退を好機として、今こそ日本よ自立せよ、と説く、目の見えない無責任な詐欺師とはちがう。アメリカという国家は、自国の利益のためであれば、戦争をも果敢に実行する帝国主義国家であることを忘れてはならない。アメリカ帝国主義の衰退はいずれ来るだろうが、それは少なくとも「第三次世界大戦」後だろう。以下は佐藤優氏が出演した「サンプロ」の動画である。
http://www.dailymotion.com/etsimcry/video/x85m30_news