文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

麻生太郎よ、リストラ禁止令を出せ。支持率挽回は確実だろう。

麻生太郎政権に揺さぶりをかけているのが、今朝の「サンデープロジェクト」に出演していた加藤紘一山崎拓等、いわゆるykkグループの残党を別とすれば、新自由主義を標榜する小泉改革、竹中改革の余韻を引きずる「郵政民営化」グループであることは間違いない。中川秀直の後ろには、小泉純一郎竹中平蔵飯島勲等がいるはずで、だから、このグループの動きが、早々に押さえ込まれたことは歓迎すべき事態である。しかし、中川等を押さえ込んだはずの麻生側近グループ(nasa中川昭一安倍晋三菅義偉甘利明)の愚直きわまりない策動もまた支持するわけには行かない。彼等もまた小泉政権以来の「恐怖政治」もどきの悪しき政治技術を踏襲し、それを身に着けているらしく、反麻生グループは、その小泉政権同様の「公認権」をちらつかせる「恐怖政治」に押さえ込まれたらしい。麻生グループも反麻生グループも、いずれも同じ穴の狢なのだら、できうれば、潔く共倒れして欲しいものだ。さて、巷では、米国発の金融危機を迎えて右往左往しているようだが、特に輸出関連大企業は、経営危機に陥っているわけでもないのに非正規雇用の「リストラ」を早々と断行し、やがてやってくるだろう経営危機を乗り切る腹らしい。小泉改革で、奥田某等を中心に画策・推進した正規雇用を切捨て、それを大幅な非正規雇用に切り替えるという「雇用の流動化」政策が、今になって生きてきたということだろうか。企業にとって、「非正規雇用」の増大とは、経済不況や経営危機に直面した場合、いつでも雇用調整が可能だということである。しかし、リストラで生き残るのは大企業だけで、多くの社員や下請け、つまり国民は、リストラで会社からも社会からも追放され、野に放たれることになる。殺人テロに走った加藤某や小泉某のように、いずれ彼等の不満が各所で爆発することは間違いない。昨日も、キヤノン大分工場に、下請けの「非正規雇用」の労働者達が、「リストラ反対」のデモをかけていたようだが、キャノン側は、経営者は、現在、経団連会長であるにも関わらず、しかもテレビ取材を受けているにもかかわらず、平然と冷静に、他人事のように突き放す態度に終始していたが、世も末であると思った。ここまで経営者側が腐ってしまった以上、何を言っても無駄だろう。というわけで、麻生太郎よ、やる気がまだ残っているなら、全企業に向かって、「リストラ禁止令」でも出し、その企業が最終的に経営危機に陥った場合には、公的支援を約束したらどうだ。無理だろうけど、支持率挽回は確実だろう。そんなことより、やはり、解散・総選挙による政権交代が先かな。麻生太郎の「罪と罰」は、解散・総選挙を逃げたことにある。自業自得である。さらに、話は変わるが、今朝の「サンデープロジェクト」には、加藤紘一山崎拓に加えて、亀井静香菅直人が出演し、「四人組」を軸とした政界再編について語っていたわけだが、やはり政局は、予想よりかなり速いペースで煮詰まってきているようだ。中川秀直渡辺喜美等の「反麻生騒動」とは違って、加藤紘一山崎拓等の「政界再編」の動きには、注目していいだろう。いずれにしろ、自民党には解党しか選択肢はない。




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