文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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奥田発言が「テロル」の引き金を引かせた?


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「踏襲」「頻繁」「詳細」という漢字を、「ふしゅう」「はんざつ」「ようさい」と平気で読み続ける麻生マンガ首相や、「アイヌ民族民族浄化同化政策は完成し、今やアイヌ民族アイヌ問題も存在しない……」とキチガイ宣言するマンガ右翼の小林よしのり等の言動の奇妙奇天烈な実態が、次々と暴露され、急速に、人気と支持を失い、体制べったりの国民や御用マスコミからも見放されて立ち往生している時に、ついに、我慢できなくなった大衆の無意識の願望を、密かに先取りするかのように、不気味な「テロルの時代」が始まったようである。さいたま市南区の「元厚労省次官夫婦殺人事件」の現場は、小生宅からもそんなに離れていないので、一瞬、ギクリとしたが、反対する人もいるだろうが、正直に言わせて貰うならば、「ついに、やったか……」というのが僕の率直な感想であって、新聞やテレビが一斉に伝えた紋切り型の「テロ反対」の報道合戦には、若干の違和感を持った。ところで、テロと聞いて、僕が最初に思い浮かべたのは、大江健三郎の「セヴンティーン」や沢木耕太郎の「テロルの決算」のモデルになった山口二矢青年のことや、昭和初期の血盟団事件、あるいはドストエフスキーが「悪霊」で描いたロシア革命前夜の地下テロ組織等のことだが、今回の事件も、冷静沈着な組織だった犯行の可能性が高く、おそらく組織的背景や思想的背景のない単独犯の衝動的テロの可能性はない、と思われる。誤解を恐れずに、言わせて貰うならば、僕は、テロルというものに、必ずしも「反対」というわけではない。政治家から国民、ジャーナリズムまで、誰もが堂々と責任回避し、道徳的退廃が蔓延している現在、あるいは政権担当能力もないままに、解散総選挙を逃げ回って、政権維持しか眼中にない学習院大学出の無責任首相が政権の中枢に居座って、「踏襲」を「ふしゅう」と読んで何処が悪いのかい、と平然と居直ることが許されるほど知的にも退廃している現在、あるいは福岡大学という地方の三流私大出のギャグ漫画家が、「俺が日本の思想的リーダーだぞ」と吼えるのが許されているほど思想的にも退廃している現在、そういう絶望的な閉塞状況を打開するのはテロルしかありえない、と僕は思う。それが、いいとか、悪いとか言う前に、紛れもなく、それが「歴史の真実」というものだろう。被害者たちは気の毒だが、歴史の歯車は、こうして回っていくのであろう。ところで、僕は、平凡な小市民のような顔をして、大衆社会の闇の中に潜んで、「おれには『アレ』が出来るだろうか……」(ドストエフスキー罪と罰』)と呟いているテロリスト予備軍の青年たちの激しい怨念と怒りの心に、火をつけたのは、つまりテロルの引き金を引かせたのは、奥田トヨタ相談役(前経団連会長)の、政府関係の年金問題の某懇談会での発言、つまり「あまり厚労省批判を続けると、広告を引き上げるぞ……」という、天下国家をも無視するかのような居丈高な暴言だったのではないか、と思うが、どうだろうか。



マンガで政治や歴史を語る「マンガ右翼・小林よしのり」の時代は終わった。

マンガで政治や歴史を語る「マンガ右翼」の時代は終わった。
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●「SAPIO」編集部よ、小林よしのりアイヌ」は大丈夫か?
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20081110
小林よしのりわしズム」は次号で廃刊。小林よしのりよ、「言論封殺魔」とは、お前自身のことだろう???
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20081112
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小林よしのりに告ぐ……
マンガで政治を語る「マンガ右翼・マンガ保守の時代」は終わったよ。
呑気に「宣戦布告」などしている場合か。
やる気ならさっさとかかってこいや。逃げも隠れもせんよ。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080315
●逃げたマンガ右翼に未練はないが……(笑)。マンガ右翼・小林よしのりは、何故、逃げたのか?
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080411/1207861798
●トッキーよ、「イタイ人」とはどういう意味だ? ちゃんと説明してみろよ。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/edit?date=20080407
小林よしのりよ、お前もか……(笑)。サルよりも逃げ足の早い「マンガ右翼」よ、「マンガ右翼の品格」というマンガでも描いたら、どうかね。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080404
●「マンガ右翼」の時代は終わった!!! 小林よしのりの「主体性論」と「同調圧力論」の欺瞞的な使い分け方について、その欺瞞性を論ず。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080318/1205801359




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