文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

麻生太郎よ、お前もか? 対馬も見捨てるのか?

にほんブログ村 政治ブログへ■コメント欄■


二代目、三代目の坊ちゃん政治家というものは、総理・総裁になるまでは威勢のいいことを言っているが、総理総裁の椅子が転がり込んできて、いよいよ総理・総裁として実権を振るう段階になると萎縮するのか、とたんに弱気の虫が蠢き出すものらしく、麻生太郎もまた、解散・総選挙を一回もやることなしに政権を投げ出した安倍、福田と同様に、なんだか煮え切らない、弱弱しく、曖昧な、逃げ腰の発言を繰り返すようになってきたようだが、とりわけ、この対馬における韓国資本による土地買占めの動きに対して、産経新聞が警戒を呼びかけた記事に関連した記者の質問に対して、日本資本がニューヨークの土地を買い占める話と同程度の認識を披露して、何処の土地を誰が買おうと合法的なら問題ないでしょう……、悪いことじゃない……というような卑屈な発言というか、虚勢を張った発言というか、いかにも頭の悪い政治家が言いそうな正論らしき公式発言で逃げているのを見ると、やはり坊ちゃん政治家は危険だ、と言わざるを得ない。何よりも問題なのは、新聞記事やジャーナリズムを軽視し、無視、黙殺するかのような態度である。「新聞を読まない」と、恥ずかしげもなく公言するマンガ的な政治家を選挙で選ぶ国民にも責任はあるだろうが、やはりこういうノーテンキな政治家を、次から次へと、一国の総理・総裁に祭り上げる自民党自民党議員にも大いに問題があると言うべきだろう。やはり自民党は、解散・総選挙から逃げまくっているというその逃げの構えそのものが、すでに政党として寿命の尽きた幽霊政党と化しているということを、端的に証明していると言うべきだろう。最近知ったのだが、宮本顕治日本共産党議長の葬儀に列席した中曽根康弘は、宮本を、「敵ながらアッパレだった」「よく勉強していた」と、礼儀的発言とは言え絶賛したそうであるが、中国共産党ソ連共産党、あるいは北朝鮮との対決、決別を辞さなかった宮本顕治なら、あるいは宮本賢治といえども、おそらく、こういう事態に直面したら、即刻、打つべき手を打っていたであろう。



産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081021/trd0810210907005-n1.htm

対馬が危ない】(上)韓国、不動産相次ぎ買収 (1/5ページ)
2008.10.21 08:49
このニュースのトピックス:旅
島内の韓国展望所からは、晴れた日には、遠く釜山をはっきりと望むことができる。しかし、眼下には防衛の要、航空自衛隊海栗島分屯基地のレーダー施設が広がっている=上対馬島内の韓国展望所からは、晴れた日には、遠く釜山をはっきりと望むことができる。しかし、眼下には防衛の要、航空自衛隊海栗島分屯基地のレーダー施設が広がっている=上対馬

 古事記日本書紀にも登場する「対馬」(長崎県)。国境を背負い、古来、防衛の要衝だった“防人の島”が、韓国パワーに席巻されている。韓国からの観光ラッシュに続き、島の不動産が続々と韓国資本に買い占められている。リゾートホテルに民宿、釣り宿…。過疎化に悩む対馬自身が本土よりはるかに近い韓国に傾斜せざるを得ないという複雑な事情もあり、豊富な資金力を武器に買収はこれからも激しさを増すだろう。韓国人観光客のなかには、自国領土と本気で信じ込んでいる人すらいる。日本人が気づかない間に、対馬は、安全保障、主権国家としての領土保全にかかわる深刻な事態にさらされつつある。(編集委員 宮本雅史

友納氏によると、不動産の買い占めが始まったのは20年ほど前のことで、当時は、宗教団体関係者が1000万円単位の現金をちらつかせて買いあさっていたという。ここ数年は韓国資本が個別に進出、民宿だけでも島全体ですでに15軒ほど買収され、進行中の計画を含めるとその数はさらに増えるという。

 長崎県対馬に本部を置く海上自衛隊対馬防備隊の施設に隣接する地域に韓国資本のホテルが建設されるなど、島内の不動産が韓国資本に買い占められている現状について、麻生太郎首相は21日夜、「土地は合法的に買っている。日本がかつて米国の土地を買ったのと同じで、自分が買ったときはよくて、人が買ったら悪いとは言えない」と述べ、あまり問題視しない姿勢を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 この問題については、外務省も静観の構えで、「合法的な取引について、政府として何か言う立場にない。規制できるものかどうか分からない」(同省関係者)という態度だ。

 また、首相はこの問題に関連して、「韓国政府が対馬を韓国領と言ったことは1回もない」とも述べた。河村建夫官房長官も同日の記者会見で、韓国の与野党国会議員が「対馬も韓国の領土だ」とする「対馬返還要求決議案」を発議したことに言及し、「発議されただけであって議決されたわけではない。対馬が日本の固有の領土であることは歴史的に見ても明らかだ」と強調した。政府はこれまで、質問主意書に対する答弁書などでも「対馬がわが国固有の領土であることは明らか」としてきている。

 ただ、河村氏は「(対馬防備隊の施設は)きちんと運営できる姿になっている。懸念していることはない」としながらも、「日本の安全保障面からどうか、国として当然考える必要はある」とも述べており、場合によっては安保上の問題点を検討し直す可能性も示唆した。


★麻生の発言http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081021/plc0810212127015-n3.htm

【定額減税】

 −−自公の政調会長の会談で、定額減税の規模が2兆円で合意ということにされていますが、首相はこの規模で足りると考えるか

 「決まった?」

 −−決まりかけというか、ここで今日話し合われたと思いますけど

 「新聞だろう」

 −−いや新聞ではなくてですね

 「おれ、新聞の情報をもとにして判断するということ、ほとんど読まないからしないからね、聞いてて決まってるのはくるはずだけどな。聞いてない」

 【対馬での韓国資本による不動産買い占め問題】 【対馬での韓国資本による不動産買い占め問題】

 −−韓国国内で対馬が自国領土だという論調が盛り上がっていて、韓国の国会議員が返還決議を出したり、対馬島内の不動産を買い占めるなどの動きが出ている。こうした動きに対しての受け止めは

 「土地を買おうということに関しては、合法的に買っておられるわけでしょ? 日本がかつて米国の土地を買ったのと同じですから。ニューヨークの土地を買っていたのと同じですから。自分が買ったときは良くて、人が買ったら悪いというのが産経新聞とは。それほど偏向しているわけではないと思いますね。それが一点。それから韓国政府が、対馬があの韓国領土ということを言ったことは、過去1回もないと思いますよ」