文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

山口信夫商工会議所会頭が、御手洗経団連会長へ援護射撃か・・・。


国会への参考人招致が話題になっているキャノン会長御手洗富士夫に助っ人が現れたようだ。それが、日商会頭・山口信夫・・・。山口は、キャノンの「偽装請負」を批判する振りをしながら、民主党による御手洗の参考人招致要求は「気の毒だ」とか、「政局に利用するな」と発言しているようだ。お笑いである。小泉・安倍政権時代に、政局のカナメで、さかんに小泉・安倍政権寄りの政治的発言を繰り返してきた連中が、今更、「政局に利用するな」なんて、言うことではないないだろう。経団連会長や日商会頭が、今ごろになって、政治的発言をトーンダウンさせても、もう遅い。彼らの果たしてきた犯罪的役割は消えるものではない。民主党自民党も、徹底的に追求すべきであるし、同時に経団連会長や日商会頭は、正々堂々と反論し、小泉・安倍政権時代に、小泉や安倍と結託して進めてきた「構造改革」という政治的、経済的立場を、正直に主張すべきである。小泉や安倍が消えたからと言って、今更、「逃げるな」と言いたい。

日商会頭「率先して解消を」 キヤノン偽装請負

2007年10月04日18時56分

 日本商工会議所山口信夫会頭は4日の記者会見で、違法な労働形態である「偽装請負」で行政指導を受けたキヤノン御手洗冨士夫会長(日本経団連会長)の参考人招致民主党が求めていることについて「(キヤノンが)率先して(違法状態を)解消し、民主党の理解を得ればいいのではないか」と語った。

 キヤノンは違法状態の解消や非正規社員の直接雇用などに取り組んでいるが、山口氏の発言はそうした作業を急ぐよう促したものとみられる。

 さらに山口氏は「財界の代表だから、そういう(国会などの)場ではないところで解決した方がいい。政局に(利用)されるのは気の毒だ」と御手洗氏の参考人招致に否定的な考えを強調した。