文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

某大臣の朝食会に出席して思ったこと・・・。

dokuhebiniki2007-10-04



福田新内閣が、いよいよ本格的に始動したようだが、あまり関心はない。福田新内閣は、いずれ近い内に行きずまり、解散総選挙自民党惨敗、政権交代へと向かう、いわゆる「解散待ち内閣」だから、僕としては、新政権に対しては期待も要望もない。政治学者やジャ−ナリストたちは、大まじめに、新政権への期待や要望を、あれもこれもと、テレビや新聞で語ったり書いたりしているが、僕に言わせれば、「馬鹿じゃないの・・・」ということになる(笑)。僕の考えでは、福田内閣の役割は、何もやらないことである。小泉・安倍政権が、あれもこれもと、思いつきやひらめきでやってきた「改革ごつこ」に終止符を打ち、安定した保守政治を再構築することにある。「日本は遅れている」「改革しなければ日本は沈没する」という前提認識が根本的に間違っている。すでに日本は、どのような国も到達できなかったような「豊かで幸福な国」に到達している。「改革ごっこ」に夢中になったから、小泉・安倍政権下の日本は国家的に衰退し、国際的に地盤沈下したのである。要するに、福田新内閣誕生の意義は、小泉・安倍・麻生的な「チンピラ政治」「改革ごっこ政治」を終焉させ、マスコミの評判は悪いが、所謂「古き、善き自民党」政治を復権させたことにある、と言うのが、僕の考えである。某大臣の、冷静沈着で、真摯な話を聞きながら、自民党も、ようやくチンピラ風の「パフォーマンス政治」から脱却して、落ちついたプロの大人の政治を取り戻しつつあるな、と感じた。人気取りのための「改革ごっこ」ではなく、「何も改革する必要はない」、「すべてよし」と言える強い思考力の持ち主に、これからの日本国の政治は、任せたいと思った。政権担当政党が民主党に変わろうと変わるまいと、そんなことは問題ではない。