文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小泉・竹中一派も証人喚問せよ。

キャノンの会長の御手洗富士夫経団連会長が、違法な労働形態である「偽装請負」で行政指導を受けた問題で、民主党の主導で、証人喚問される模様である。結構なことだ。むろん、自民党は証人喚問には反対するだろうが、衆議院はともかくとして、残念ながら参議院民主党が主導権を握っているわけだから、民主党がその気になりさえすれば、証人喚問の要求を拒絶することは不可能だろう。つまり衆議院では拒否できても参議院では拒否できない。小泉・安倍時代に、構造改革という美名の下に、「経団連会長」という役職にある人物が犯してきた国家的犯罪は数知れない。御手洗だけでなく、小泉改革郵政解散の裏の仕掛け人だったトヨタ会長やオリックス会長あたりも喚問すべきだろう。一説では、民主党側の意向としては、安倍前総裁の証人喚問も予定されているらしいが、それならば、竹中平蔵木村剛あたりの証人喚問もやってもらいたい。そして、小泉改革郵政解散という「国家的犯罪」を白日の下に曝け出してもらいたい。(追記訂正、民主党は、まず御手洗の「証人喚問」ではなく、より穏便な「参考人招致」を要求していく方針のようだ。)


「御手洗会長の招致要求 民主、国会で追及へ 偽装請負
2007年10月02日06時04分

 民主党は1日、違法な労働形態である「偽装請負」で行政指導を受けたキヤノン御手洗冨士夫会長(日本経団連会長)を、衆参の予算委員会で連携して追及する方針を固めた。まず衆院で同氏の参考人招致を求め、与党が応じなければ与野党逆転した参院での実現をめざす。政府の経済財政諮問会議の民間議員でもある同氏を徹底追及し、福田政権の格差問題に対する姿勢を問う構えだ。

 偽装請負を巡っては、御手洗氏が昨年10月に諮問会議で「(現在の請負法制に)無理がありすぎる」などと発言。これを問題視した民主党が先の通常国会で「違反行為をしながら制度の改悪を図る姿勢は、諮問会議の民間議員にふさわしくない」として同氏の衆院予算委への招致を求めたが、与党の賛同を得られず実現しなかった。

 同党は偽装請負問題を格差社会の根本にある問題ととらえ、さらなる追及が必要と判断。民間人の参考人招致を委員会で決めるのは全会一致が慣例だが、小沢代表の強い意向もあり、「多数決も辞さない」(党幹部)と徹底的に揺さぶりをかける構えだ。

 御手洗氏のほか、労働規制緩和を唱える八代尚宏国際基督教大教授らの参考人招致要求も検討している。」
http://www.asahi.com/politics/update/1002/TKY200710010403.html

キャノンの偽装請負で、御手洗会長の参考人招致を要求
http://www.asahi.com/politics/update/0207/006.html

2007年02月07日12時58分
 民主党枝野幸男衆院議員は7日の衆院予算委員会で、
御手洗冨士夫日本経団連会長の参考人招致を要求した。
御手洗氏が会長を務めるキヤノンが、違法な労働形態である
偽装請負」で行政指導を受けたことを踏まえたものだ。

 御手洗氏は政府の経済財政諮問会議の民間議員も務めて
いるが、同会議で御手洗氏は請負法制について
「無理がありすぎる」などと現行制度の緩和を求めている。
枝野氏は予算委で「自分の足元で違法行為をしているのに、
違法行為が合法となるように何とかしてくださいというのはむち
ゃくちゃだ」と批判した。

ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070925i403.htm
キヤノン偽装請負」民主が御手洗会長の参考人招致要求へ

民主党山岡賢次国会対策委員長は25日の記者会見で、
日本経団連会長で経済財政諮問会議のメンバーの
御手洗冨士夫キヤノン会長の参考人招致を、衆参両院の予算委員会で求める考えを明らかにした。

キヤノンで、請負業者の労働者を正社員の指揮下に入る派遣社員のように働かせる
偽装請負」が発覚したことなどから、規制緩和などについて御手洗氏の考えをただす方針だ。

(2007年9月25日11時8分 読売新聞)