文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

政界関係者たちとの勉強会、or飲み会に参加・・・。


昨日は、夏休み後の最初の大学の講義を終えてから、某大臣秘書、政界関係者、政治ジャーナリスト、役人などが参加する勉強会(笑)、というより実質的には情報交換を兼ねた小人数の飲み会に行って来た。会場が六本木の「フグ」屋だったので、あまり利用したことがないので不安だったが、昼間下見をした上で、「大江戸線」を使ってみることにした。六本木は普段、ほとんど行かないところなので、いつも交通アクセスで悩む所だ。浦和方面からは、南北線を使って麻布十番駅を使うと便利かなと思って、何回か利用してみたが、これがまたとんでもなく方向違いで、坂道を歩くのがきつい。しかも、ヒルズやミッドタウンン等の登場で昔の六本木とは、街の雰囲気が一変しているので、路地裏に迷い込むと、わけがわからなくなる。昨日は、大学が終わる時間と、勉強会の開始の時間の間の開き時間があまりなく、時間的余裕がなかったので、思い切って大江戸線を使ってみた。ところが、これが、なんと江古田から一直線で、20分そこそこで着いたではないか。勉強会にも珍しく遅れることなく到着できたというわけだ。「大江戸線」なんて口にもしたくない名前だが、意外なところに意外な近道ルートがあるものだ。さて、飲みながらの勉強会は現役の政策秘書たちが中心のものなので、いつも、普段、テレビや新聞、あるいはネット等の情報とは違う、もっと生々しい政界情報や面白い裏話が聞ける。しかも、安倍辞任、福田政権発足という政変後、最初の飲み会だったので、いつもより皆、興奮気味で盛会だった。途中で、某秘書から、「すでに引退した某政治家の書棚を整理している時、たまたま見付けたので、是非、あなたに読んで欲しい、後で内容を解説して欲しい」(笑)と言われ、高坂正尭前京大教授の父親で、京都学派の哲学者・高坂正顕の『歴史哲学と政治哲学』を見せられる。なるほど、というわけで、「京都学派と大東亜戦争」というテーマで、僕も今、西田幾多郎の戦時下の哲学論文などについて、考えようと思っている矢先だったので、喜んで借りることにする。ついでに広松渉の『近代の超克』も読み直してみよう。僕は、かねがね、政治評論や政界分析にも、政治学や法学からの視点だけではなく、哲学や文芸からの視点が不可欠だ、と主張しているので、某秘書氏はそれを記憶してくれていたのだろう。というわけで、久しぶりに六本木界隈を歩いてみたが、本当に外人で溢れている。それにしても、新宿や渋谷並みの賑わいぶりにちょっと驚く。六本木ってもっと静かな、落ち着いた雰囲気の街だったような記憶があるが・・・。変われば変わるものだ。あっ、忘れていた。テレビに出ずっぱりの「三宅やすゆき」とかいうお調子者の政治評論家がいるが、ご贔屓の安倍が自爆・逃亡後、落ちこんでいるかと思ったら、なんと早速、新総裁・福田や、小泉・安倍政権時代に「冷や飯」を食わされていたが、今回の政変で復権し、新閣僚に登用された面々の事務所へ押し掛け、ヘッヘッヘッと下品な笑いを浮かべながら、「ゴマスリ取材」をくりかえしているとか(笑)。政治評論家って、節操がないんだな。エラそうなことを言っているが、その内実は、権力や利権にまとわりついて、そのオコボレをフトコロに入れつつ、その一方では時の権力者へヨイショを繰り返すタイコモチに過ぎない、ということだな。言い換えれば、「三宅やすゆき」を筆頭とする、テレビに出ずっぱりの、いい加減なゴマスリ評論家どもを、信用し、信頼して、メディア対策による人気回復と政権維持ばかり妄想していた安倍が馬鹿だったということかな・・・。


にほんブログ村 政治ブログへ←この記事にピーンときたら、ワン・クリック、お願いします!