文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ボケ老人・中曽根の売国・陰謀作戦を笑え。

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安倍退陣を受けての後継総裁選びは、反麻生の麻生包囲網が日に日に拡大し、一日で態勢は逆転、昨日総裁選立候補を決断した福田康夫でほぼ確定したようだが、結構なことだ。福田には、小泉以来の病的な「覇道政治」ではなく、旧来の自民党的な、健全な「王道政治」を復活させてもらいたいものだ。また、それと同時に、権力や利権に群がる御用文化人やインチキ・ジャーナリストを官邸や権力から排除し、彼らとは適当な距離を保持してもらいたい。権力や人気を維持するために、御用文化人やインチキ・ジャーナリストを使って、テレビや新聞、雑誌を使って国民を洗脳したり、体制賛美へ誘導したりというような「プロパガンダ政治」は、即刻、廃止してもらいたい。さて、話は変る。安倍が突然の辞任記者に追いこまれた政治的背景である。むろん、僕は、安倍辞任の本当の理由など知らない。しかし安倍辞任の引き金が、シドニーのブッシュ会談にあることは間違いない。ずばり北朝鮮との国交正常化である。北朝鮮問題の早期解決を目指すブッシュ、ライス政権が、拉致問題にこだわり、従軍慰安婦問題で右往左往する日本の安倍政権を見限り、切り捨てる決断をしたのはかなり早い段階であった。それを知らずに、ブッシュに対して、「職を賭して・・・」、インド洋での海上給油を保障する「テロ特措法」延長を、国内の政治情勢を無視して、確約した安倍が、政治音痴であることは間違いないが、しかし、この「職を賭してまでも、テロ特措法延長する・・・」と、ブッシュに確約させたのは、なんと中曽根康弘だったらしい。そんなアホ臭い囁きに乗せられる安倍もバカだが、中曽根も中曽根である。安倍に「職を賭して・・・」と言わせると、小沢一郎も同情して妥協してくるだろうと読んだのだろう。帰国後の安倍は、中曽根の囁きを真に受けて、「テロ特措法」延長問題をめぐって小沢に会談を申し込んだが、その会談を小沢に拒絶されている。だから、安倍が辞任記者会見で、小沢に会談を拒絶されたから辞任することになった・・・と愚痴った理由がわかるだろう。さて、中曽根は、小沢は国益や国際政治を無視して、権力奪取だけが目的で政治的に動いている、と批判する一方で、安倍・ブッシュ会談の「職を賭しての・・・確約」を使って、小沢を脅迫、懐柔し、抱き込む作戦だったと思われる。それが小沢の会談拒絶で、「職を賭しての・・・確約」作戦が水泡に帰したことが判明した時、安倍も、自分の馬鹿さ加減に気付いて愕然とし、プッツン辞職へ暴走したのだろう。そもそも小沢一郎が、国益や国際情勢を無視して、権力奪取を目的に、政局だけで動いていると解釈する方がバカだろう。当然はないか。むしろ政権担当者でありながら、国益を無視して政局だけで動いて、日本の国家や国民生活に壊滅的な打撃を与えたのは、小泉であり安倍であり、そして、目先の利権と権力に釣られて、小泉・安倍政権に魂を売った自民党議員たちの方だろう。いずれにしろ、自民党は下野し、小沢民主党に政権を譲るべきである。