文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「馬鹿につける薬はない」って、本当だな(笑)。


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参院選惨敗」を確実視される安倍政権だが、それを覆すべく安倍は、テレビ局関係者を集めて番組出演を懇願、願いがなかって、くだらないテレビ番組を片っ端からハシゴしているようだが、その安倍が、今度は、民主党小沢一郎との「一対一」でのサシの論戦対決を希望しているらしい。「馬鹿につける薬はない」って、本当だな(笑)と思うのは僕だけだろうか。馬鹿は馬鹿らしく、誠実に、堅実に、そして真摯に、コツコツと仕事に励んでいればいいのに、えてして、こういう馬鹿に限って自分が馬鹿だということが理解できないものだから、派手な「切った張った」の立ち回りを演じようとするものである。それにしても安倍は、小沢一郎と政治家として対等の勝負が出来るとおもっているらしい。豚もおだてりゃ、木に登る、と言うが……。しかも始末に悪いことには、こういう馬鹿は、論争や討論において、自分が負けたか勝ったかも理解できないままに、止せばいいのに、九回二死からの逆転サヨナラ・満塁ホームランでも期待しているらしく、最後の最後までエキサイトし続けることだ。恥の上塗りという奴である。本人たちよりもお客の方がしらけるのである。いずれにしろ、政界であれ財界であれ、あるいはアカデミズムであれジャーナリズムであれ、あるいは将棋や囲碁であれ、討論や論争や勝負というものは、どちらが勝ちか負けかは、ある段階にくると自ずから明らかになるのであり、当事者たちは最後の最後の醜悪な修羅場まで行く前に、お互いに無言の了解の上で矛を収めるものである。しかし、安倍という馬鹿にはそれが分からない。誰が見ても、すでに詰んでいるのに、まだ反撃のチャンスはあるかもしれないと妄想しつつ、もう一回、もう一回と、ジタバタと生き延びようともがき続けるヘボ将棋と同じである。日本の総理総裁がこれだもんね。翻って小沢一郎の方は、今度の参院選過半数を獲得できなければ、民主党党首を辞めるだけではなくて、政界からも引退すると、「政界引退宣言」までしたらしい。日本人の美学とはそういうものだろう。往生際の悪い無責任男、引き際の悪い未練男・安倍と雲泥の違いである。安倍が、タイマンの勝負を申し込む前に、すでに勝負はついているじゃないか。

2007/07/06-20:52 小沢氏に直接対決求める=安倍首相
(時事通信)


 安倍晋三首相は6日午後、自民党本部で、東京都副知事の就任あいさつに訪れた作家の猪瀬直樹氏と会談した。猪瀬氏によると首相は、参院選に向けた小沢一郎民主党代表との論戦について「民主党は1対1の論争を嫌がっているが、(テレビ討論のように他党の党首が)ぞろぞろ来ると焦点がぼやける。小沢氏と1対1の方が分かりやすい」と述べたという。

■男・小沢一郎が、参院選敗北なら政界引退宣言(!!!!)。安倍も、たまには「男」(!!!)になってみろよ(笑)。

民主党の小沢代表は8日午前のフジテレビの報道番組で、参院選与野党逆転できなった
 場合は「政界にいる必要がないと思っている」と述べ、代表を辞任するだけでなく、議員辞職する
 決意を表明した。

 小沢氏は5日のインタビューで与党が過半数を維持した場合は同党代表を辞める考えを
 明らかにしていた。さらに政界引退に踏み込んだことで、自らの責任論への明言を避けている
 安倍首相との違いを一層際だたせる狙いだ。

 小沢氏は番組で「国民生活を軽視した政治に歯止めをかけないといけない。参院選が最大、
 最後のチャンスで政治生命を賭けると言ってきた。必ず国民が選択してくれると確信している」
 と述べたうえで「自分自身の心のうちではそういう(政治家を辞める)決意だ」と強調した。
 http://www.asahi.com/politics/update/0708/TKY200707080033.html

■安倍は、相変わらず煮え切らないクズ男を演じています。


<安倍首相>参院選結果責任論は深入り避ける
7月5日22時46分配信
毎日新聞


 安倍晋三首相(自民党総裁)は5日、記者会見し、参院選について「戦う前に負けることを前提に話す気はない。結果は真っ白な気持ちで待ちたい」と述べ、選挙結果の責任論については深入りを避けた。一方、小沢一郎民主党代表は同日、与党過半数割れが実現できなければ代表を退く意向を表明した。

最終更新:7月5日22時46分