文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

安倍政権の言論弾圧を許すな!!!!

TBSに厳重注意、テレ東に口頭注意 総務省
2007年04月27日19時46分

 総務省は27日、情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」など3番組で放送法違反となる不正確な報道ややらせがあったとして、TBSに対して情報通信政策局長名の文書による厳重注意の行政指導をした。テレビ東京に対しても、バラエティー番組の過剰な演出が違法だったとして口頭による注意の行政指導をした。

 TBSについては1月22日放送の「朝ズバッ」で、不二家の工場が小売店から回収した賞味期限切れのチョコレートを再利用しているなどと報じたことについて、「正確に調べていない」「公正でない表現があった」と指摘。

 また、2月11日放送の「サンデージャポン」では、街頭で無作為にインタビューしているように見せかけ、実際は事前に場所と時間を伝えて呼んだ相手に話を聞いていたことはやらせにあたると判断した。2月3日の「人間!これでいいのだ」でも、高周波の音で「頭がよくなる」と断定したことが過剰な演出だった、としている。

 テレ東は、1月6日の「今年こそキレイになってやる!」で、タレントがヨガをやって血流が良くなる様子を別人の手の映像で説明した点を行き過ぎな演出と判断した。

 行政指導に対し、TBSは「真摯(しんし)に受け止め再発防止に努める」、テレ東は「すでに再発防止策も公表しており、信頼回復へ向けた努力を重ねる」と、それぞれ談話を出した。

ところで、菅総務大臣は、TBSの不二家問題や、「あるある大辞典」捏造問題等に関連させて、さかんに放送メディアへの弾圧強化を狙っているようだが、いい加減にしてもらいたい。いくら安部政権が、言論弾圧言論統制が好きとはいえ、行き過ぎである。言論弾圧や情報操作でしか維持し得ないような政権は、即刻、打倒されるべきだろう。安倍は、「週刊朝日」問題で、「言論テロ」とか「倒閣運動」なぞという物騒な言葉を口にして、言論報道機関を恫喝、威喝しているつもりのようだが、そもそも一国の総理総裁が、一週刊誌を相手に、報道被害の被害者気取りで、「言論テロ」とか「倒閣運動」とかいう言葉を使うこと自体が常軌を逸している。マスメディアが、政治家のスキャンダルを追いかけ、それをネタに政治家批判や政権批判を繰り返すのは、幼稚園児でも知っている世界の常識ではないのか。