文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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西村真悟衆院議員、失職免れる。大阪地検が控訴断念。

僕がこのブログをやり始めた当初、もっとも熱を入れたのは、いわゆる「西村真悟国策逮捕事件」だった。この事件の背後で、どういう人間がどういう政治的謀略を凝らしつつ、どういう動きをしたのかは、今となっては、もうどうでも良いようなものだが、しかし一人の有力な政治家を、一時的にとはいえ、一番大事な政治的な動乱時に失った痛手は小さくない。もし、「西村真悟健在なりせば…」と思うのは僕だけではないだろう。むろん、ことは西村真悟だけの問題ではない。「西村真悟国策逮捕事件」以後、ほとんど正論を吐く政治家はいなくなり、権力に右顧左眄する日和見政治家ばかりになり、結局、日本の政治は、行くところまで行ってしまったのであった。さて、その「西村真悟国策逮捕事件」の結末だが、裁判の結果がほぼ確定した陽である。それにしても何のための国策逮捕であり、何のための裁判だったのか。「物を言う政治家」を敬遠し、政界から葬り去ることしか考えない政治とは何か。あらためて、ここで、国策捜査国策逮捕を連発し、言論統制言論弾圧で政権を維持しようとする「小泉・安倍政権」の「議論や論争を好まぬ…」政治体質について考えてみたい。ともあれ、西村真悟は、「弁護士法違反(名義貸し)罪のみで懲役2年、 執行猶予5年の有罪」が確定したようである。当時、騒がれた「違法な報酬を受け取ったとされる組織的犯罪処罰法違反 (犯罪収益の収受)罪」の方は、無罪となったようである。あのころの大騒ぎは何だったのか。これで西村真悟の政治生命は保てたようだが、しかし何か「むなしさ」だけが残る事件だった、と言うのが正直な感想である。

西村真悟衆院議員、失職免れる 大阪地検が控訴断念 - ppp

2007/02/21(Wed) 14:02


【裁判】西村真悟衆院議員、失職免れる 大阪地検が控訴断念し、懲役2年・執行猶予5年の大阪地裁判決確定

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1172031076/

 衆院議員の西村真悟被告(58)が弁護士資格のない人物に名義を貸したとされる
事件で、大阪地検は21日、違法な報酬を受け取ったとされる組織的犯罪処罰法違反
(犯罪収益の収受)罪を無罪とし、弁護士法違反(名義貸し)罪のみで懲役2年、
執行猶予5年の有罪とした1審・大阪地裁判決について、控訴を断念した。
 弁護側も控訴しないため、刑が確定することになる。

 西村被告は禁固以上の実刑が確定すれば議員を失職することになるが、執行猶予付き
の有罪判決が確定することで失職は免れる。弁護士業務は廃業する意向で大阪弁護士会
に退会届を提出したが、同弁護士会は受理せず、懲戒手続きを進めている。

 清水治・大阪地検次席検事の話「組織的犯罪処罰法違反罪については検察官の主張が
認められず遺憾だが、懲役刑については求刑通りの量刑で、被害弁償などを考慮し、
控訴の必要はないと判断した」

■ソース(読売新聞)(2月21日12時59分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070221i405.htm




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