文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

拉致問題なんて知らないよ…(笑)。米中が、安倍に甘い囁きを…。

dokuhebiniki2007-02-18


六カ国協議が、「拉致問題抜き」で決着したことは明らかだが、しかし拉致問題で総理の椅子を獲得したはずの安倍は、内心、怒りまくっているのかとおもいきや、ことの外ご機嫌のようである。なんでやねん(笑)、と不思議に思うのは、素人の赤坂見附….。安倍は、そもそも、別に拉致問題固執しているわけではなく、拉致問題を餌にして国民的人気とやらを獲得し、それをステップに総理の椅子を手に入れたかっただけで、総理という「最高権力者」(笑)になってしまった今となっては、「拉致問題なんて知らないよ。それより日米友好、日中友好が大事なのよ。知らないの? そんな国際政治の常識。それが政治のイロハよ。民主党の前原君も言ってるじゃん(笑)、『拉致問題固執して、国際的に孤立してもいいのか』…って。」というのが本心だろう。というわけで、口先だけでは、相変わらず、回らない舌を噛みながら、「拉致、拉致、拉致…」と、埒のあかない愚痴ばかりボソボソ呟いている安倍に、米中が、さっそく慰めの囁きを開始したらしい。安倍も、これでホッとしただろう。日本国民に、内心の嘘がばれそうになっていたのに、助け舟をもらって、立派な言い訳が出来たってわけかな…。それにしてもポスト安倍の有力候補と言われている麻生って、何考えているんだろう.。麻生も、来日中の李肇星(リー・チャオシン)・中国外相と会談したらしいが…(写真)。こいつは、安倍以上のノーテンキ野郎だな。ちなみに、「来日中の李肇星(リー・チャオシン)・中国外相は16日、首相官邸で安倍首相と会談した。」が、そこで、「首相が拉致問題など日朝関係の進展で中国の支援を要請したのに対し、李外相は『日本側の関心は完全に理解しており、できる限りの支援を提供したい』と応じた。」のだそうである.。よかったね、安倍ちゃん。中国外相が「拉致問題」解決に手助けするって、言ってるよ(笑)。と思いきや、李肇星(リー・チャオシン)・中国外相は、ちゃんと「日本側の関心は…」と言い、「日本側の拉致問題は…」なんて言っていないよ。しかし、新聞の見出しは、「中国外相、拉致問題を『支援』 安倍首相に」となっている。新聞も、低学歴の馬鹿と阿呆には親切だよなあ…、ったく(笑)。ちなみに、米国ブッシュも、14日夜に、安倍に直接電話して「拉致は置き去りにせぬ。」と囁いて、安倍との「口約束」を固く誓ったそうだ(笑)。これで大丈夫だよなあー、安倍ちゃん。近日中に来日するチェイニー米副大統領も、「拉致問題支援」を安倍に約束するとか…。今ごろ、拉致問題への支援・支持してもらったてもねー。要するに、米中は、安倍の国民向けの「二枚舌」を支援・支持すると、助け舟を出しているだけだろう。米中政府の本心は、「拉致問題なんて知らないよ。」ということだろう。もちろん、安倍の本心も…(笑)。

中国外相、拉致問題を「支援」 安倍首相に
2007年02月16日19時39分


 来日中の李肇星(リー・チャオシン)・中国外相は16日、首相官邸で安倍首相と会談した。北朝鮮の核問題をめぐる6者協議について、首相が「中国の(議長国としての)努力を高く評価し、今後、北朝鮮が合意を誠実に履行するよう注視していきたい」と述べ、日中が今後も緊密に連携していくことで一致した。また、首相が拉致問題など日朝関係の進展で中国の支援を要請したのに対し、李外相は「日本側の関心は完全に理解しており、できる限りの支援を提供したい」と応じた。李氏は、同日夜には麻生外相とも会談した

日本を訪れた中国の李外相(右)と麻生外相。会談前に破顔一笑してみせた=都内の外務省で16日、AP 

 安倍首相は、東シナ海の日本の排他的経済水域EEZ)内海域で最近、中国の海洋調査船が事前通報なしに活動した問題や、ガス田の開発問題について「東シナ海を平和・協力・友好の海とすべく、資源開発問題を早期に解決したい。一連の出来事は、問題の解決に資さない」と不満を表明した。李氏は「粘り強く真剣に協議していきたい」と答え、3月にも担当局長協議を開きたい考えを明らかにした。

 また、中国が1月に行った衛星破壊実験について、首相は「透明性、説得力ある説明を行うことが中国の利益にかなう」と、納得できる説明を改めて求めた。

ブッシュ米大統領:「拉致を置き去りにせぬ」


 安倍晋三首相は14日夜、ブッシュ米大統領と約15分間電話で協議し、6カ国協議の合意に基づき、北朝鮮の非核化に向け両国で協調し対応していくことを確認した。

 ブッシュ大統領は、拉致問題について「重要性を認識している。置き去りにしない」と述べるとともに、拉致問題が進展しない限り、エネルギー支援に応じないとの日本政府の方針に理解を示した。

 また、ブッシュ大統領は安倍首相に早期訪米を要請した。

 首相は4月下旬からの大型連休中に訪米する意向を固めている。【中田卓二】

毎日新聞 2007年2月15日 東京朝刊





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