文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「石原家の四男」は立派なニートですかねー(笑)。

安倍も小泉も石原も、馬脚を現し始めたようだ。テレビを使った大衆情報操作に血道をあげてきた小泉と安倍が、「郵政造反議員復党」に際して、テレビ出演やテレビのインタビューを拒絶し、そろって雲隠れ、らしい。そろそろお陀仏かな。それにしても、「うちの息子は立派な画家ですよ。」という石原の発言には笑った、ね。もちろん、そりゃー、「立派な画家」(笑)だろうよ。なんせ、実の親が証明しているんだから。しかし、親がわざわざ、「うちの息子は立派な画家」だと言い訳しなければならない息子とは、いったい何者なのか。そういうのを世間では、「親馬鹿」と「馬鹿息子」と言うのだろう。まあー、「立派な親馬鹿」と「立派な馬鹿息子」のお話ということで、今年の「流行語大賞」は決まりだな(笑)。しかし、そんなに「立派な画家」なら、「100万円ぐらい」、公費をネコババしないで、自腹を切れよ。こんな「ミットモナイ親子」にだけはなりたくない、ものですなあ……(石原珍太郎風に)。石原シンタローが、中川一郎亡き後、中川派を石原派として継承しながら、アッと言う間に瓦解させた理由がよくわかるね。遠くから見ていると、「立派な画家」ならぬ「立派な政治家」に見えるが、近くで中身を見ると、「ミミッチイ」「セコイ」「ミットモナイ」ということかな。(笑)それとも、これって、「美しい国」の「美しい家族愛の物語」ということかな。

都知事の四男へ公費から海外旅費…業務委託費に上乗せ



 東京都が2004年1月、スイス・ダボスで主催したパーティーの太鼓演奏に、石原慎太郎知事の四男(40)が舞台背景の絵の制作者としてかかわり、旅費などが公費から支出されていたことが5日、わかった。

 事前調査も含む2度の出張費と制作費の合計約175万円が四男に支払われたが、これらは太鼓演奏家への業務委託費に上乗せする形になっていた。都は「四男に制作を依頼したのは都でなく太鼓演奏家」と説明しているが、知事の身内への公費支出は議論を呼びそうだ。

 パーティーは、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の際に開かれ、各国の政財界の要人や石原知事が出席。能楽囃子(はやし)大倉流の大倉正之助氏による演奏が披露された。舞台の背景の絵は、画家である知事の四男が制作した。

 都が大倉氏の事務所に支払った会場装飾・事前調査委託費は計332万円。この中に四男の事前調査(03年12月)と本番の旅費125万円、絵の制作費50万円が含まれていた。制作費は実費で、四男は報酬を受け取っていないという。

 都は「(四男の起用は)『伝統的ながら、現代風の舞台にしたい』という大倉さんの意向で、都が働きかけたわけではない」と説明。石原知事も「支出に違法性はない」と述べた。

 石原知事の四男は、知事の肝いりで始まった文化振興施策「トーキョーワンダーサイトTWS)」事業でも、「能オペラ」公演に向けた作曲家との打ち合わせや現地の芸術祭視察のため、2003年3月、ドイツとフランスに出張。四男は同年3月の1か月間だけ、TWSを運営する任意団体(当時)の諮問委員に就任し、旅費を含めた約55万円は都から支出された。しかし作曲家との間で著作権の調整がつかず、能オペラ公演は実現しなかった。

 石原知事は、「息子は作曲家を紹介した責任者、調整は彼に委嘱する以外にないじゃないですか」と説明している。

(2006年12月5日22時33分 読売新聞)




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